ファンダメンタルの見直し期待で戻り足を強める
1.封止や切断加工に強みがある半導体製造装置の大手で、樹脂封止技術を活かした超精密金型製作におけるリーディングカンパニーでもある。そのほか燃料電池のセパレータ用の金型製作やLED金型など独自のナノ加工技術を駆使した超精密・微細加工技術に定評がある。
2.業績面においては8/8の第1Q決算で売上高前期比▲37.8%減収、利益面は赤字転落での着地となったが下期から盛り返して通期では売上高300億円の前期比6.1%増、利益面では同72.4%増を見込む強気の会社計画を打ち出している。
3.株価は中長期的にみて下値もみ合いとなっており、とりわけ米中貿易戦争等の先行き不透明感がある中では売られやすい傾向がある。しかし、ここにきてようやく下値固めからトレンド転換の兆しも見え始めており、保ち合い放れが期待されるところである。上期はメモリー市況悪化の影響をうけてトップラインから落ち込んだが、これも徐々に回復傾向にあることからファンダメンタルが見直され株価回復の追い風となってくることだろう。
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