株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

(一社) 人工知能学会:18801(公社)日本証券アナリスト協会:01159

あすなろ投資顧問

2019-10-25 13:30:00

加藤あきらの投資戦略室

大口サードアイ銘柄が高値更新。次の銘柄とは?

ご確認いただけてますか!?
【大口サードアイ銘柄】の底力、窓開け上昇で堂々の年初来高値更新です!
しかも日に日に上昇ピッチが速くなってきていることにお気づきでしょうか。
上値抵抗をブレイクできればこのように上昇が加速する局面に突入するのです。

さて、本日より3月期末決算企業の決算発表が本格化します。
端的に言ってしまうと、決算が近づいている銘柄はポジションを調整しましょう!ということです。

具体的には決算発表シーズン突入で向こう2~3週間は投資家の腕が問われてきます。
ここで今一度、決算を有効に立ち回るための戦術について話しておきたいと思います。

実際に決算当日を迎えるまでの間にまだ時間的な猶予があるかと思います。
今のポジションを持ち越すのかどうか、リスクを考えて持ち越す株数を調整しておきましょう。

基本的に決算をまたぐ際には内容および株価の1次反応、2次反応までを含めて上下幅を±3~5%は動くことを想定しておく必要があります。
中小型株の場合にはボラティリティを大きめにみておき、±5~10%動くことを想定して持ち越す株数を調整しておかなければなりません。

そんな決算発表に一か八かで挑むことは極めて投機性が高くなります。
あとは買値より含み益か含み損か、あるいは株価が上がるか下がるかなどを予想しても意味がありませんので、あくまで機械的に判断するのがコツです。

判断のポイントは、【あくまで現値を基準にして±5%動いた際の資産変動を許容できるかどうか】です。

後になって売っておけばよかったと後悔してもどうにもなりませんし、【最悪のケースは決算発表後の1次反応が悪かった際に投げ売りすること】です。

“後悔の念”というのは、冷静な投資判断を下すにあたって最も邪魔になるものです。

そこでカンタンに今回の決算前の動きを示しておきますと、

1.保有株の現在位置を確認。とくに決算発表の数日前から上がってきているのか、下がってきているのか。
 会社計画が強気の増収増益で期待買いが入ってきやすいものは要注意!
 むしろ期待買いに売りをぶつけてポジションを軽くしておくことが重要。
   ↓
2.その株の3ヵ月前もしくは6ヶ月前からの需給状況を確認。
 既存の株主が儲かっているのか、損しているのか。決算後の1次反応は需給要因によって下落幅が大きくなりやすい。
   ↓
3.信用倍率が極端に高いものや直近1か月以内に大きな出来高を作ったものは、問答無用でポジションを落としておく
   ↓
4.保有株が決算後の1次反応で5%下落した場合に、資産の目減りが許容できるかどうかを確認(狼狽売りしてしまわないかどうか)。
 さらに、下落した場合の余力が十分にあるかを確認しておくこと。
   ↓
5(a).決算後の1次反応が想定通り下落した場合、事前に売っておいた株数の範囲内で押し目買いのタイミングを計る。
 ただし、1次反応ではよほど自信がある場合を除き様子見が基本。2次反応で反転を確認できたら買い出動。
   ↓
5(b).決算後の1次反応が想定に反して上昇した場合、仮に2ケタ上昇した場合などは慌てて飛びつき買いしないこと。
 内容が良いことを改めて確認した上で、決算前の3~5%の上昇幅に落ちてくるまで待つことが重要。
 2次反応でも株価が下がってこない場合には、残り株数の含み益が拡大しリスク許容度が高まった優位性を活かして買い増していく。

さて、おおまかな戦術を頭に入れたところで、本日の決算発表予定企業は58社あります。

やはり、注目株は半導体に次いで物色二番手に躍り出た化学セクターの代表格、信越化学(4063)です。
重要なのは単純な前期比ではなく、【前期末の4Q、今期1Qと比較して業績の底入れが確認できるかどうか】になります。

製造業はとくに前年の下期から米中貿易問題の悪影響や新興国の落ち込みにより業績下振れが顕著になっています。
これが底入れしたかどうかで、今後の景気回復局面に株価の上値が軽くなるのかどうかに直接的に影響してきます。
直近の安川電機(6506)パターンで、仮に1次反応で売られたとしても、翌日から早速切り返して全戻しするといった2次反応がみられれば、その後も株主層の手替わりで強気の相場展開になる可能性が高くなります。

あるいは日本電産(6594)パターンで、業績下方修正をあわせて発表するような場合、1次反応で売られないということはすでに織り込み済みであったと考えられます。
2次反応で決算発表前の直近高値を上抜けてくれば、これまた強気の相場展開になる可能性が高まります。

来週からは1日に決算発表を行う企業が100社を超える日が多くなり、月末の31日には390社が予定されています。

こうした決算発表シーズンは物色資金がバラけて横に広がる可能性がありますが、だいたいは短期資金の動向です。
さらにこの決算発表シーズンを通過すると、縦横無尽に広がった物色資金が再び収縮して強い銘柄、内容が良いセクターに集中しやすくなるはずです。
当然ながら、また市場の循環物色がさらなる大波となって半導体、化学、金属、機械といったセクターに最優先で向かっていくことになろうかとみています。

大局的な資金の流れをふまえた投資の戦略と、目先のスケジュールをうまく立ち回るための投資戦術を実践しながら、チャンスをしっかりとものにしていきましょう。


≪加藤コラム内でご紹介の銘柄≫
◆大泉製作所(6618)[センサー]
昨日のSEMITEC(6626)から物色が派生。
やはり連想買いしたくなりますよね。
SEMITEC(6626)はさすがに今日は調整雰囲気。
もうしばらく物色意欲が刺激されそうですね。

◆ヤマハモーターロボ(6274)[機械]
400円台のもみ合いから株価は1.5倍にUP!
晴れて年初来高値を更新して勢い加速。
ここから追随は怖いが、おそらくこういう株が上値をグイグイ伸ばすパターン。

◆近鉄エクスプレス(9375)[陸運]
昨日もコメントしたようにこの上値は伸びる。
ましてや同業が苦しむ中で業績好調なのには理由がある。
年初来高値更新はもう射程圏内。

◆三桜工業(6584)[自動車部品]
ご紹介時より株価は約2倍にUP↑↑
10年来高値更新とダブルでおめでたい♪
ホルダーはしっかりと利食いも忘れずに。

◆黒田精工(7726)[機械]
EV/HEVのモーター用金型製作しているので、
現在開かれているモーターショーも関係ある!?
しかし、本命は直動機器と積層プレス製品ということを
知って買っている投資家は少ないのではなかろうか。

≪あすなろ単発スポット銘柄の動向≫
★加藤あきらのビッグマネー銘柄(****)
25日線まであとちょっとで惜しかった!
上に逃げられる前に多少は掴んでおきたいが
焦りは禁物。
じっくり次の『第3利確ポイント』の3000円に向けて
ポジションを再構築。

★リアル・シークレット公開銘柄(****)
連日で激しい値動き!
ボラティリティも高まっていよいよ感漂う。
上値は追いかけず、できるだけ押し目狙いで。

★大口サードアイ銘柄(****)
本日も堅調に上値を取り高値更新。
量子コンピュータ、自動運転、材料なんでも来い。
さすが、成長テーマど本命株ですから。
ただし、決算発表が近づいてます。
持ち越しポジションの調整準備を。

★リアルブラックパール銘柄(****)
積層コンデンサーの需要増加。
米国のインテルもラムリサーチも好決算。
本日は宣言通りに200日移動平均線トライ。

★グレートまんもす銘柄特典(****)
業績の上方修正と増配で年初来高値更新。
株価は激しく上下しつつも、
やっぱりファンダメンタルは良好だったことを証明。

★****権利銘柄(****)
来週10/30(水)公開予定の期待株。
権利獲得者には銘柄ヒントが随時公開中。
ファンダメンタルに隙は無く、
仕込みを終えた後は噴火を待つのみ。


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【 相 場 の 格 言 】
『相場で傷を負いたくなかったら、
“事実”、“現実”、“理論”から1ミリたりとも離れないことだ。』
(ジェシー・リバモア)

それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。

執筆者:加藤あきら

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