株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

(一社) 人工知能学会:18801(公社)日本証券アナリスト協会:01159

あすなろ投資顧問

2019-10-29 15:00:00

加藤あきらの投資戦略室

予告どおり!?に日経平均23000円到達!上昇局面の循環物色を逃さずに

三桜工業(6584)凄すぎますね。
9/10に200日移動平均線を超えてきたとご紹介した時はまだ500円付近でした。
このわずか1か月ちょっとで株価3倍超えを達成しただけでは飽き足らず、本日もストップ高というオマケつきです。
ここまではさすがに想像できていませんでしたが、本当に圧巻ですね。

昨晩の米国市場でも名実ともにS&Pが史上最高値を更新し、NYダウ・NASDAQもそろって続伸しました。
アノマリーから言えば、10月末のファンド売りが出ているにもかかわらずですよ。
いかに強いのか、あるいは、いかに売り物が無くなっているのかが分かりますね。

解説では米中通商協議の合意期待が一段と高まったとされていますが、それは表面的な材料の話であって真実ではありません。
昨日もお伝えしたとおり、本質的なところはファンダメンタルズと需給の状況にあるとみておくべきです。

米10年債利回りは1.85%を超えてきており、債券の益出し売りが出ているのが分かります。
それと背中合わせのように株高になっているということは、ファンドの解約売りや決算材料の売りを全て狙い撃ちされて全体が押し上げられているとみなければなりません。

そうしたマネーの動きをうけて本日の日本株は堅調に7日続伸で終わりそうな展開。
日経平均は前場で一時的であるにせよ、23000円を回復してきました。
月末の日経23000円、先週に予言してましたよね。
残念ながらブレグジットはまたまた延期になりそうですけど。。。

⇒10/18加藤あきらの投資戦略室『本日も小型株の出遅れ修正、リスク選好の動き続く』

さて、ここからの銘柄選びが一段と難しくなる・・・と思いきや、そうではありません。

日経平均の水準と個別株の循環物色は分けて考えないといけないのです。

為替はドル円が109円台回復と強いわけですからエレクトロニクス、自動車にいきたいところですが、少し視点を変えてみましょう。

足元で市況回復の兆しがみられているのは半導体ばかりではありません。

コモディティ、例えばニッケルや銅の価格が上昇に転じてきていることも見逃せません。

となれば、前に『本日の厳選株』で出した日本冶金工業(5480)、『後場の注目株』で出した大平洋金属(5541)ですが、もうご紹介済みなら面白みがありませんね。

住友金属鉱山(5713)やフジクラ(5803)も以前の当コラムで紹介済みでした。

それならばと、フェロニッケルの上昇に連動してスプレッドが拡大してくるラサ商事(3023)はいかがでしょう。

さらに、ステンレスに派生して、日本精線(5659)、神鋼鋼線(5660)、モリ工業(5464)あたりも今ならまだ狙い目かと思います。

ただし、これらは決算が近いですのでポジション量は抑えめに、リスク管理はしっかりとしなければなりません。
足元は決算発表企業だらけですので、そんなこと言ってたら何も買えないのですが(笑)、株式投資は利益よりもリスク管理が最優先です。
株数を間違えてリスクを過大に背負ってしまうと大火傷を負ってしまい、かえって資金効率も悪化する落とし穴にハマってしまいます。それを繰り返すと損切り貧乏になってしまうものです。

リスク管理を最優先しても利益は獲れるということを知っておけば、そんな負のスパイラルに陥ることはありません。
なぜなら、上述した連想でいけば今後は鉄鋼や石炭も回復してくるかもしれない、そうすれば商社も良いかもしれないと考えて、三菱商事(8058)や三井物産(8031)あたりも出遅れ修正で買われてくるんじゃないか。と新しい切り口がどんどん見つかるものです。

利益につながりそうな投資アイディアが出てくれば1つの銘柄に過度にこだわり過ぎることなく、冷静にポジションを構築して市場の優位性を確保していけるはずです。

決算発表まっただ中で慌ててポジションをとる必要もないですが、決算発表が一巡してきたらまた循環物色が再開してくるはずです。

その時に物色のクセを掴めると、短期資金を回転させながら利益を積み上げていく、なんてこともできることでしょう。


≪加藤コラム内でご紹介の銘柄≫
◆三桜工業(6584)[自動車部品]
昨日に続いて、2日連続のストップ高に!
ご紹介からなんと株価3倍超えの上昇だが天井知らず。
急騰株は中村超硬(6166)だけじゃない。

◆ハーモニックドライブ(6324)[機械]
機械株上昇の流れから順調に新高値更新。
他が買われてコレが買われないわけないですね。
決算前の手仕舞いを検討中の方は利食いを。

◆SEMITEC(6626)[センサー]
200日線到達で利益確定売り優勢。
しばらくはこの水準で高値保ち合いか。
為替動向見ながら利食い時を探りたい。

◆三井ハイテック(6966)[電気機器]
黒田精工(7726)がお休みの時はこちらが新値更新。
金型が強いんです。
ミライアル(4238)も新値更新。
和井田(6158)も大幅高で言うことなし。

◆近鉄エクスプレス(9375)[陸運]
過熱感が収まってきて出来高も程よい印象。
このままジワジワ上昇を続けてほしい。
当然ながら強気保有継続ですよね。

◆ニチリン(5184)[自動車部品]
こちらもジワジワ系で良いですね。
10/23にコメントした時はちょうど200日線トライでした。
何よりバリュエーションが魅力的。

≪あすなろ単発スポット銘柄の動向≫
★トップ・オブ・チャーティスト銘柄(****)
株価5倍の最終目標カウントダウン!
あと〇〇円…頑張ってほしい。
ホルダーの方は一緒に最後まで見届けましょう。

★加藤あきらのビッグマネー銘柄(****)
やりました!25日線回復で再び発射台に乗ってきた。
次の『第3利確ポイント』の3000円に向け強気でGO!

★リアルブラックパール銘柄(****)
連日の戻り高値更新と上昇モメンタムも高まってきた。
ここからでも株価の水準訂正余地は大きい。
利確ポイント接近中。決算発表まで間に合うか!?

★リアル・シークレット公開銘柄(****)
高値もみ合い、でも押しが浅い。
決算前にもう一回だけでも買い場が欲しい。
ホルダーは利食いすると次に買うチャンスが無いかもしれないので慎重に。

★大口サードアイ銘柄(****)
利食いが出ているはずなのにグングンと上値伸ばす。
本日もわずかに新値も更新。
決算発表迫ってます、持ち越すポジションを調整。
もちろん強気は継続。

◆連撃仕手株候補銘柄(****)
今春に利確ポイント到達して休養入りも、
足元では再び動意づき200日線突破。
テクニカルも三役好転し、上昇本格化も。
現ホルダーは強気維持で保有を。

◆花見ラリー銘柄(****)
決算前に先回り買いか!?
朝方より強気の買いが入り戻り高値更新。
戻り売りをこなして発射準備完了かも。

◆元祖あすなろ銘柄(****)
来週11/6(水)公開予定の期待株。
決算・業績材料で急騰株多数続出中。
次を狙うなら断然コレ!
まずは急いで詳細の確認を。

※【元祖あすなろ銘柄】とは?サイト内特設ページでご確認いただけます※

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【 相 場 の 格 言 】
『相場で傷を負いたくなかったら、
“事実”、“現実”、“理論”から1ミリたりとも離れないことだ。』
(ジェシー・リバモア)

それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。

【本日ご紹介した銘柄】
フジクラ(5803)
ラサ商事(3023)
日本精線(5659)
神鋼鋼線(5660)
モリ工業(5464)
三菱商事(8058)

執筆者:加藤あきら

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