中間配当の支払いが始まり、月末には買い需給が発生
みなさん、こんにちは。
まんもす藤井。です。
18日の米国株式は連日で最高値を更新したものの、本日の日経平均株価は米中貿易協議をめぐる報道が錯綜し、円高・ドル安歩調となり、手掛かり材料難で見送りムードとなっております。
そんな中、本日から東証一部の3月決算企業の中間配当の支払いが始まります。
12月上旬までの合計は約4.3兆円で機関投資家の運用する配当金の再投資分は概算で約7000億円前後と言われています。
また、今後は海外投資家は12月決算が多いため日本株を運用して得られた配当金を本国に還流する為、受け取った円ベースの配当金をドルに替えて送金する為ドル高になり易いとされています。
ドル高・円安は日本株にはポジティブであり、上昇トレンドを後押ししそうです。
これらの需給は毎年決まったものですが、近年の東証一部の企業は増配傾向にあり、年々再配当の金額が増えてきています。
このような既存の需給がある程度表面化されており、高値圏にある日本株を容易に空売りする投資家が出てこなくなり、逆にいずれ下落するだろうと思って22000円程度から空売りをしている投資家は含み損を抱えたまま現在は厳しい状況にあります。
さて、恒例の話題株の解説をしていきます。
那須電機鉄工(5922)
電力鉄塔の大手で電力・通信関連など主力。
通信用金物製品が好調に推移したことに加えて、鉄塔関連で地域間連携線の増強やメンテナンス工事が堅調に推移したことが業績を押し上げたとして11/8の決算後に相場が立ち上がりました。株価は8500円前後から4日間で14900円を付けました。その後は調整をしており5日線を下回る時間帯が長くなってきています。好業績は株価に織り込まれたと思われここからは触らない方が無難。
ホロン(7748)
半導体電子ビーム測定・検査・製造装置専業。
11月7日に決算を発表。20年3月期第2四半期累計の経常利益は前年同期比71.8%増の7.6億円に拡大した。通期の同利益を従来予想の8.4億円から11億円(前期は8.1億円)に31.2%上方修正しました。11/18には5490円の高値を取り高値もみ合いです、昨年12月の高値を10月に抜け上昇率が高まりました。5日線がサポートできれば上値追いの展開が予想されます。
東京エレクトロン(8035)
半導体製造装置で世界的。
今年の秋以降、日経平均の戻りを先導する銘柄の代表ですが10月31日の決算を発表し20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比41.1%減の1066億円に落ち込みましたが下期からの回復を株価が織り込み、極端に悲観に偏った見方から警戒感が後退しています。今後も日経平均を占う意味でも指標銘柄になろうかと思われます。
今回はここまで、最後までお読み頂きありがとうございました。
それではまたお会いしましょう。
執筆 まんもす藤井。
まんもす藤井。です。
18日の米国株式は連日で最高値を更新したものの、本日の日経平均株価は米中貿易協議をめぐる報道が錯綜し、円高・ドル安歩調となり、手掛かり材料難で見送りムードとなっております。
そんな中、本日から東証一部の3月決算企業の中間配当の支払いが始まります。
12月上旬までの合計は約4.3兆円で機関投資家の運用する配当金の再投資分は概算で約7000億円前後と言われています。
また、今後は海外投資家は12月決算が多いため日本株を運用して得られた配当金を本国に還流する為、受け取った円ベースの配当金をドルに替えて送金する為ドル高になり易いとされています。
ドル高・円安は日本株にはポジティブであり、上昇トレンドを後押ししそうです。
これらの需給は毎年決まったものですが、近年の東証一部の企業は増配傾向にあり、年々再配当の金額が増えてきています。
このような既存の需給がある程度表面化されており、高値圏にある日本株を容易に空売りする投資家が出てこなくなり、逆にいずれ下落するだろうと思って22000円程度から空売りをしている投資家は含み損を抱えたまま現在は厳しい状況にあります。
さて、恒例の話題株の解説をしていきます。
那須電機鉄工(5922)
電力鉄塔の大手で電力・通信関連など主力。
通信用金物製品が好調に推移したことに加えて、鉄塔関連で地域間連携線の増強やメンテナンス工事が堅調に推移したことが業績を押し上げたとして11/8の決算後に相場が立ち上がりました。株価は8500円前後から4日間で14900円を付けました。その後は調整をしており5日線を下回る時間帯が長くなってきています。好業績は株価に織り込まれたと思われここからは触らない方が無難。
ホロン(7748)
半導体電子ビーム測定・検査・製造装置専業。
11月7日に決算を発表。20年3月期第2四半期累計の経常利益は前年同期比71.8%増の7.6億円に拡大した。通期の同利益を従来予想の8.4億円から11億円(前期は8.1億円)に31.2%上方修正しました。11/18には5490円の高値を取り高値もみ合いです、昨年12月の高値を10月に抜け上昇率が高まりました。5日線がサポートできれば上値追いの展開が予想されます。
東京エレクトロン(8035)
半導体製造装置で世界的。
今年の秋以降、日経平均の戻りを先導する銘柄の代表ですが10月31日の決算を発表し20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比41.1%減の1066億円に落ち込みましたが下期からの回復を株価が織り込み、極端に悲観に偏った見方から警戒感が後退しています。今後も日経平均を占う意味でも指標銘柄になろうかと思われます。
今回はここまで、最後までお読み頂きありがとうございました。
それではまたお会いしましょう。
執筆 まんもす藤井。
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