IoT社会の進展とセンサー革命、テーマ株の本命候補を押し目買い
赤外線センサーで国内断トツのトップシェアならびに世界でも高シェアを誇り、各種センサーやモジュール製品の開発・販売を行っている。自動車向けで人や障害物を検知する超音波センサーにも注力し、電気自動車においても電流センサーが活用される。エレクトロニクス分野では電子レンジやエアコン、電子デバイスなどに赤外線センサーが活用され、IoT社会の到来により活躍の場が広がっていくことが期待される。
業績面においては11/8に第3Q決算を発表し、自動車の電動化に関するセンサー製品需要は底堅い一方で、中国をはじめとするアジア圏での生産、消費の落ち込みによる販売減で売上高は前期比▲4.9%、営業利益は同▲6.7%と下振れて着地。ただし、中間期ですでに今期業績を下方修正しており3Q実績はほぼ計画線上にあるとみられることから一段の下振れは無いものと予想する。
株価は中間決算および業績下方修正とあわせて自社株買いを8月に発表、2600円前後で下値を固めた後は緩やかに戻りを試す動きとなっている。足元では25日移動平均線をサポートにもみ合いを続けており、需給面の整理を進めているとみられる。最近では自動車関連のニュースも多くみられるようになってきており、動意材料のきっかけがあればいつ上放れの動きが出てきてもおかしくないと思われる。
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