決算発表で出尽くしとなった銘柄の安いところを狙う
主力の宅配水事業で国内一強となっている同社は、同業他社を大きく引き離し新規顧客の獲得が好調。昨日発表の今期予想を上方修正している。前場のチャートは寄り高坊主の形で大きめの陰線を引いているが、押し目監視で見ておきたい銘柄だ。大株主に光通信の存在があることで思惑買いが入る可能性も。
テンポイノベーション(3484)
飲食店向けに特化した店舗賃貸事業を行う同社は3Q業績が大幅な増収増益で着地。期末配当の増配も株価を一段押し上げている。先進技術を扱う企業のような派手さはないが、安定配当を続け堅実に目標をクリアしている点が信頼感もあり好感できる。「不動産×飲食店舗」の独自ビジネスで中長期的に成長が期待できそうだ。株価は900円を回復した後は上値の重い展開となっており、しばしもみ合いが続きそうだが、調整一巡した後は1000円を目指す展開となるだろう。
スペースバリューホールディングス(1448)
プレハブ建築が主力の建設業を手掛ける同社は不正会計問題や業績の下方修正などが続き株価は下値模索が続いていたが、昨年8月に上場来安値を付けた後は緩やかにジリ高基調。2Q業績が上振れ着地となったことで徐々に見直し買いが入り25日線上に浮上している。先日は不正会計のあったホテル開発用地を売却したことも、悪材料出尽くし感を誘う格好。配当利回りは4%超え、PBR0.7倍台と割り安水準にあり、まずは600円奪回に期待がかかる。
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