調整一巡感が台頭した材料期待株
化成品・電子材料・機能化学品を扱う中堅の化学会社で、アクリル酸エステルに強く多品種少量生産を得意とする。光学向けの感光材や半導体向けのアクリルポリマーなどの電子材料も手がけており、利益率の高い半導体レジスト向けの生産能力を増強。更なる製品の拡販やコスト低減を図っている。
業績面においては1/9に前期本決算を発表し、売上高は前々期比2.1%減収、営業利益は同0.1%増益で着地。今期は生産能力増強に伴う償却費負担が増えるも、計画では売上高は3.5%増収、営業利益は1.0%増益とほぼ横ばいながらどちらも過去最高更新を見込む。化成品・機能化学品の販売減分を電子材料の増勢分で補う傾向は今後も続く見込みに加え、次世代材料開発への期待感もある。
株価は1月中旬以降のコロナショックから上値が重くなり、2月には一斉に利益確定売りが相次いで昨秋からの上昇分の値を消す形となった。高値からの調整幅は30%超となり、水準としては売り一巡の局面にきている。バリュエーションの割高感も解消して、再び仕込み場好機が到来したとみる。
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