調整局面を利用した仕切り直し有望株
耐熱技術を活かした断熱製品に強みを持ちプラント向け工事を主力としながら、半導体向け高機能製品や自動車部品など産業の裾野が広い分野で事業展開する。LNG船舶向けの大型案件剥落に半導体製造装置向けの設備投資需要減速が重なり逆風も、自動車部品事業ではグローバル大手との取引が開始。
業績面においては2/10に第3Q決算を発表し、売上高は前期比4.9%減収、営業利益は同14.1%減益と落ち込むが、工業製品は中国でのVOC(揮発性有機化合物)規制からハニクル(除去装置)を中心に堅調なことによりある程度カバー。半導体製造装置向けの高機能製品の回復を見込みつつ、期末配当も増額し前期68円⇒76円に修正している。
株価は足元で3/17に安値1635円をつける場面があったが市場全体の地合い改善に伴い戻り足を強める展開となっている。直近では前週末に25日移動平均線を上回ったが、昨日は配当落ちで反落となり再びこれを割り込むこととなった。短期的な上昇一服感を感じさせながらも、トレンド反転の時機は近づいてきているとみて、調整時を狙っては積極的に仕込んでおきたい。
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