下値調整を済ませて押し目買い妙味
精密減速装置が主力で、その技術を応用したアクチュエーター等のメカトロニクス製品も手がけている。主力は国内産業ロボット向けとなるが協働ロボットの開発でも先行しており、今後さらに自動車や外食・化粧品分野などに対象を広げ関連市場規模は拡大が見込まれる。
業績面においては8/7に第1Q決算発表を行い、売上高は20.0%減収、営業利益は85.8%減益と大きく落ち込んだが、利益面は黒字を確保して4四半期ぶりに黒字浮上を果たした。受注高は減速装置が前年同期比197.2%、メカトロニクス製品が117.0%で堅調を維持、四半期対比では1-3月期よりもやや減少がみられる。産業用ロボット向け、半導体製造装置向け、ギアヘッド、FPD装置向け医療機器向けが好調で、車載向けの回復がまだ鈍い模様。
株価は3/13安値3545円をつけて反発に転じると、5月にはコロナショック以前の水準を回復し6/8に年初来高値6850円まで到達。しかしここが天井となり反落した後は中段保ち合いで推移しており、上記の決算内容も四半期ベースでの受注減が嫌気売りを誘ったが押し目買い意欲は依然として根強い。チャート形状は鍋底形成の後で再び上値を目指す展開となるか要注目だろう。
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