調整後の反騰相場に期待、将来有望視される材料内包株
土木関連の測量用ソフト、測量計測機器が主力のIT企業。自動車の自動運転技術に必要な高精度三次元システムによる測量、地図データベース作成受託事業で成長。同社は現在3次元位置情報移動計測装置(MMS)に注力している。
業績面においては8/7に第1Q決算を発表、売上高は11.6%増収、営業利益は11.2%減益となり、今期計画を増収減益で打ち出している。測地ソリューション事業はソフトウェア販売の復調で持ち直してくるとみられるほか、G空間ソリューション事業は自動運転分野における投資意欲は増勢が続くとみられることから、今後は業績拡大方向に向かうと期待される。自動走行の実現に必要な「高精度三次元地図」の構築と「高速通信網」を利活用した遠隔制御型自動運転の実用化に向けた開発、5G通信モジュールの開発なども期待材料と言えるだろう。
株価は3/13に安値1133円をつけて下値もみ合いだったが、5月の決算発表の前後から動意づき、一気に200日移動平均線を突破した。2200円付近が上値抵抗となってモメンタムが失われ、その後は利益確定売り中心に押し戻されることとなっている。足元では動意前の水準にまで往って来いとなっており、値幅調整は完了して日柄を調整中とみられるが、テクニカル指標から反騰態勢に移るタイミングが近づいてきたとみられる。
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