理想買いから現実買いへ、飛躍が期待される材料株
富士通傘下の電池・電子材料・電子部品メーカーであり、ニッケル水素電池が主力。低温から高温までの広い稼動温度領域と寿命予測技術を有した大型ニッケル水素電池や新たな蓄電システムの開発に取り組む。車載機器向けのリチウム電池なども手がけるほか、次世代電池と言われる全固体電池においてもSMD対応小型全固体電池「SoLiCell」を年内に量産開始することを明らかにしている。
業績面においては7/30に第1Q決算を発表、売上高は13.2%減収だが営業利益は反発し黒字転換を果たしている。電池事業は市販用途のアルカリ乾電池とニッケル水素電池の売上増だった一方、工業用途向けが新型コロナウイルスの影響により低迷。損益改善の立役者となったのは電子事業で事業譲渡に伴う固定費減が決め手となった。今後は産機向け、車載機器向けの需要回復が期待される中、次世代電池の全固体電池量産化による業績寄与、さらに将来的には水素を用いた空気電池の開発などにも期待が寄せられる。
株価は3/23安値386円を底値にして6月に200日移動平均線を回復、それと同時に6/23に上記小型全固体電池の年内量産開始の発表を受けて株価は一気に1000円台へと急伸してみせた。理想買いの材料を織り込むと急騰の反動から再び800円割れまで調整したが、1Q決算発表後には業績も改善傾向にあるとの見方から買い安心感が広がった。足元では再び1000円台を回復して底堅く推移しており、現実買いへと変化しつつあると言えそうだ。
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