決算通過のアク抜け感から出遅れ物色に期待
半導体の検査用ソケットの大手で、コネクタ向けとしてFPC(フレキシブル配線板)などの基板や検査向け等を主力としている。半導体検査用のプローブカードも手がける。取引先は通信・自動車・産業機械向けなど裾野が広い産業がメインとなる。
業績面は11/6に中間期業績を発表、売上高は4.3%増収、営業利益は24.4%増益となり、主力のテスト用ソケットが伸びた。メモリ半導体用ソケットはDRAM向けに堅調、NAND向けが失速、ロジック半導体用ソケットは2018年以降の低迷が長引くが、車載向けの回復が鍵を握るとみられ、下期以降のところでは期待が大きくなっていくだろう。
株価は3/23に安値1158円をつけて反発を見せたが、6月には失速してそのまま中期的に低迷が続いたと言える。足元で中間決算を通過し、徐々にアク抜け期待も高まるところで自律反発が期待される。下値もみ合いを制して出遅れの半導体関連として物色の触手が伸びてくる展開を期待しておきたい。
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