株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2020-11-10 12:00:00

加藤あきらの投資戦略室

米株はそろって史上最高値更新、浮足立つマーケットと米大統領選のゆくえ

昨晩の米国市場では米大統領選におけるバイデン候補の勝利宣言を囃したリスク選好の動きが加速しました。

また、米ファイザー&独ビオンテックの開発する新型コロナワクチンの有効性が90%と事前想定以上の効果と報じられ、米10年債利回りは0.97%と節目の1.0%に迫ったほか、NYダウは30000ドル目前の1600ドル高でスタートしました。

史上最高値を更新後、さすがに引けにかけては利益確定売りから上げ幅を縮小したものの、景気敏感株を中心に買われ、一方でグロース株主体のナスダックは売られています。

ここでもやはりグロース株⇒バリュー株への資金シフトが鮮明になったとみられますが、一応ナスダックも9月天井を否定する史上最高値更新は達成しましたので、グロース株は選別物色に移行したとみるべきかもしれません。

浮足立つマーケットをよそに米大統領選はかつてないほど面白い展開になってきています。

激戦州でかつ重要州でもあるペンシルベニアやアリゾナではトランプ支持の捨てられた投票用紙が大量に発見されたほか、会場では予めパイデンにマーク済みの投票用紙が配られたと暴露され、さらにフロリダでは数十万の投票用紙が行方不明。。。
ウィスコンシンでは投票率が有権者の3倍近くに達し、ジョージアでは共和党系の選挙監視員が深夜に強制帰宅させられて開票作業が進められる、アトランタはじめ各州で十数年前に死んだとされるペットの名前で有権者登録されていたり、200年以上前のご先祖様が有権者登録されていたなど、もうすっちゃかめっちゃかです。

昨日も書きましたが、「米国政治史上最も広範かつ包括的な不正選挙組織が設置された」(ジョー・バイデン談)とする『米大統領選挙2020』は、4年前のヒラリー氏敗北から綿密に計画されてきた不正の数々、上記のような状況証拠が暴かれはじめ、バイデン当確ショーに浮かれる民主党支持層の中にも政治犯としての逮捕を恐れた造反組が出てきたようです。

というのも、トランプ陣営はこうした不正があらかじめ行われることに先手を打ち、投票用紙に真偽の判別がつくように“透かし”を入れ、正式な有効票とニセの無効票が分かるようにしておいたほか、これをGPSでの追跡が可能なようにして大量に捨てられた投票用紙を発見することができるようにしておいたようです。

つまりトランプ陣営が一枚上手であったとみられ、バイデン陣営を勝利で踊らせておきながら不正を明るみに出して選挙そのものに疑問を投げかけるように仕向けておいたと考える方がしっくりきます。

おそらくトランプ米大統領は、選挙結果として自身の勝利云々よりも民主主義システムの選挙制度そのものを根底から疑問視する必要があると民衆への覚知を促しているのかもしれません。

まさに「肉を切らせて骨を断つ」、武士のような捨て身の覚悟と戦術的には薩摩藩の戦国大名島津家が得意とした「釣り野伏」のような戦法を用いたと言えるかもしれません。

もう常人では計り知れない高度な謀略・計略が張り巡らされていた今回の米大統領選挙はまぎれもなく歴史的な大事件で、本当に【12月14日の選挙人投票】、あるいは【来年1月6日】の連邦議会での開票による正式決定もしくは、法廷闘争で両候補落選の【リーダー不在】、はたまた【第三の候補者】出現まで様々な可能性を考えておく必要がありそうです。

わが国でも昨日、菅総理がバイデン氏に祝電を打ったと報じられましたが、ロシアのプーチン大統領は法的な問題が解決して選挙結果に決着がつくまでは祝福を見送るとしたほか、メキシコも見送っています。

一見すると、マスコミと足並みを揃えて即断したかのように映りますが、これは菅総理にとっては危険な賭けで、メキシコよりも国際情勢にアクセスしきれていないことが浮き彫りになっただけでなく、後々の致命傷になりかねない軽率な判断だったと言えるかもしれません。

米大統領選挙のゆくえは日本の政治においても非常に重要であることは間違いないですが、マーケットに関しては結局いいとこ取りしているので、従来からの指摘どおり米大統領が誰になっても問題はありません。

どうも海外勢による先物買いが主導し日経平均のような指数プレイが目立っているように感じますが、10月の調整局面で景気敏感株の下値を拾えている投資家はおそらく含み益が乗ってきているはずです。

こうした指数プレイも今週末のオプションSQに向けた一種の買い仕掛けの類で、売り方を派手に焼き尽くした後はこの短期的な急騰は遅かれ早かれ一服してくるかと思います。

したがって、バイデン勝利のご祝儀相場と勘違いして浮かれることは避け、短期動向に一喜一憂せず淡々と冷静な取り組みを心がけていきたいものです。

おそらく個別株を手がける個人投資家が実際に上昇相場の恩恵を被るのはそこから多少時間差があって、とりあえず先物でカバーした海外勢はこれから現物株への投資を本格化させてくることと思われます。

11月3週目からは日経平均などにやや調整の色が出始める中で、決算シーズンを通過した個別株の選別物色が強くなってまいることでしょう。

主力の値がさ株から大型株・中型株・小型株へとそれぞれ段階的に資金が下りてくるイメージを持っておくとよいかと思います。

あとはその中でセクターローテーションも意識しながら、台頭してくる個別株をしっかりと捕捉して仕込み、追加買いで利益を伸ばしていきたいですね。

言わずもがなですが、かねてよりお伝えのとおり景気敏感株、そしてバリュー株の水準訂正を狙った投資がパフォーマンスを伸ばしてくることと思います。

参考までに西洋占星術を読み解くと、11/3で逆行期間を終えた水星の動きとともに一気呵成に上昇した相場ですので、次の焦点は11/14の火星が順行に転じるタイミングで潮目が若干変化する可能性があるかもしれません。

その後は11/9~11/19で金星・冥王星・木星・土星といった惑星たちが集うタイミングが生じるようで、やや不安定な動きが出てくるかもしれませんので、来週16日~19日が次の仕込み場になる可能性があることを頭の片隅に置いておくとよいでしょう。


≪加藤コラム内でご紹介の銘柄≫
◆日本製鉄(5401)[鉄鋼]
10/1ご紹介から22%上昇。
米国でのコロナワクチン開発進展で景気敏感株に資金流入。
足元の決算も業績上方修正で3月以来の戻り高値更新。

≪あすなろ単発スポット銘柄の動向≫
★あすなろベスト銘柄アワード3倍賞(****)
銘柄公開から28%上昇、第1利確ポイントを軽々と突破。
短期急騰期待で次の第2利確ポイントも視野に。
決算通過で一段高、業績上方修正も合わせて発表。

【 相 場 の 格 言 】
『悲観の極みは最高の買い時であり 、楽観の極みは最高の売り時である』
(ジョン・テンプルトン)

それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。


執筆者:加藤あきら

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