株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

(一社) 人工知能学会:18801(公社)日本証券アナリスト協会:01159

あすなろ投資顧問

2020-12-01 14:30:00

加藤あきらの投資戦略室

個人投資家に朗報、マザーズ三角保ち合い上放れからの中小型株物色

昨日はMSCIのリバランスなどで月末の特殊需給が働き、大きく値下がりする大型株や出来高が大きく膨らんだ銘柄などが目立ちましたが、本日は一転して戻りを試しながら一様に切り返しました。

その一方で、マザーズ指数は三角保ち合いを見事上放れしたことで、本日は3%超の大幅上昇、このところ軟調だった新興・グロース株も息を吹き返す動きを見せてくれています。

全体の値上がり銘柄数も7割超えで基本的なリスクオンの動きは継続ですが、物色の中身はバリュー株優位のところからグロース株優位の展開になっているようです。

特に値動きが際立っているのが半導体関連株の上値追いと新興株のリバウンドで、マザーズはひと頃のウィズコロナ銘柄よりも主役が交代しています。
物色も一時の極端な偏りからヨコへの広がりも見られるようになってきたかと思います。

この新興・小型株の反発が持続性を伴ったものになるかどうかが興味深いところで、エブレン(6599)やオービス(7827)、テセック(6337)などはまだ初動の域と言えるでしょう。

明らかに値動きが見違えてきた新報国製鉄(5542)やエスケーエレクトロニクス(6677)なども待ちに待った動意といったところの銘柄かもしれません。

こうした物色のヨコへの広がりと言いますか、むしろ一部の値がさ株などに極端に偏っていたところからの資金が下に降りてきたタテの広がり方が本格化してきますと、個人投資家はようやくマーケット上昇の恩恵を受けやすくなってきます。

日経平均が23,000円台から26,000円台まで一気に3000円も上昇して唖然・・・。となっていた投資家の方もいらっしゃるかもしれませんが、資金の順番待ちを見越して保有していた方はホッとひと安心というところでしょう。

また、こうした反発の初動から機敏に動ける方はリスクを他に先がけて取りに行く“ファーストペンギン”のようですが、実は初動段階の方が上昇3日目などよりもリスクは小さくて済みます。

とくに足元の相場で中小型株を中心に手がけたい方は、このマザーズ市場の保ち合い上放れについていくように立ち回るのが得策と言えるでしょう。

おそらく米FRBの金融政策も、目先はコロナ感染拡大を前面に押し出して金利上昇を抑える政策を重視すると思われますので、次回FOMCにかけては中小型株が優位の展開とみておくとよいかもしれません。

個人投資家の方にとってはまさに年末の勝負どころと言えそうですね。


≪加藤コラム内でご紹介の銘柄≫
◆タクミナ(6322)[機械]
11/12ご紹介から短期34%上昇。
ほぼ底値圏から鋭角的にL字型反騰。
コロナショック前の水準を回復、上値追い始まるか注目。

≪あすなろ単発スポット銘柄の動向≫
★加藤あきらのゴールドメソッド銘柄(****)
公開後高値更新で株価は2.8倍を突破、本日も続伸。
仮想通貨取引活況で思惑的な相場展開続く。
ただし仮想通貨は12月中に天井形成の噂!?
仮想通貨が崩落する時、株価はどう反応するか?要注目。

【 相 場 の 格 言 】
『悲観の極みは最高の買い時であり 、楽観の極みは最高の売り時である』
(ジョン・テンプルトン)

それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。

【本日ご紹介した銘柄】
エブレン(6599)
オービス(7827)
テセック(6337)
新報国製鉄(5542)
エスケーエレクトロニクス(6677)

執筆者:加藤あきら

無料新着記事

記事一覧へ

今ご登録で特典5銘柄+大石銘柄+5000ptをプレゼント!

今すぐ無料登録 クリック