「アビガン」承認されればさらに一段高期待
同社は半導体や液晶ディスプレイ向けの感光性材料や医薬中間体を扱っており、染料製造で培った有機合成の技術は様々な用途に用いられている。感光性材料の「ナフトキノンジアジドスルホン酸エステル」は半導体製造に用いるフォトレジスト材料の構成要素として欠かせない。また富士フイルム富山化学が開発した抗インフル薬「アビガン」の中間体も製造・供給している。
業績面については昨年10月28日に2021年3月期第2四半期累積決算を発表しており、売上高は前期比8.5%増、営業利益は前期比87.5%増、経常利益は24.3%で着地。半導体市況の回復や新型コロナウイルスにおける抗インフル薬需要が増加したことにより感光性材料などの電子材料や医薬中間体の引き合いが強まったと考えられる。2021年3月期の営業利益は8億円の計画に対し5.8億円と順調。
株価は昨年9月23日高値1581円をピークに下降し、もみあい相場が続いていたものの直近の株価は戻り歩調。足元の業績が堅調であり上振れ期待が高い。半導体市況の改善や抗インフル薬が承認され、使用が本格的になれば引き続き底堅い相場推移になってくるだろう。
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