相場の変調を感じ取る、今後の物色の方向は?
今週の日経平均株価は米国の10年物金利が急上昇して、NY市場が大きく下落して日本市場も2/22高値30458円から本日安値28966円まで売られました。
下落値幅は1492円です。
来週以降は半値戻しである746円以上の上昇値幅が出るかがポイントです。
仮に本日が安値とするならば29712円をザラ場で上回る必要があります。
今週24日のコラムでは、『短期資金はコロナで痛手を負った銘柄に流れておりアフターコロナ関連として物色されています』とお伝えしました。
昨年の下期以降足元の好業績を背景に5G・半導体・EV関連の主力銘柄が日経平均株価の3万円達成の立役者になりましがその主力銘柄の上昇トレンドに変調が起きました。
具体的にはJTOWER、アンリツ、信越化、日本電産、ソニー、キーエンス、村田製作、ファナック、ダイキンなど足元好調な業績のものばかりです。
昨年下期から上昇し始めた銘柄が今週に入り米国の金利上昇でナスダック市場の急落を受け上昇トレンドに変調が起きました。
代わりに、コロナで痛手を受けたセクターの旅行、外食、エンタメ(結婚式場、音楽)カラオケの銘柄群に資金が流れています。
来週には非常事態宣言解除の明確な時期がアナウンスされると思われ、キーワードはアフターコロナとなりそうです。
今週はデパートの三越伊勢丹、松屋、阪急阪神も年初来高値圏です。
また、HIS,ベルトラ、近ツリ(昨年12月で債務超過にも拘わらず2/10の901円から1248円まで今週買われてます)も今週急騰しました。
来週もこの流れは続くと思われ、5G、半導体、EV関連で買われきた主力銘柄からコロナで痛手を受けたセクターのアフターコロナ銘柄へシフトしていくと思われます。
現在募集中の単発スポット銘柄の【キングキャッシュ銘柄】はアフターコロナの優良銘柄で見直し余地が大きな銘柄となっているので是非ご検討ください。
最後に昨日発表された投資部門別の売買状況(カッコは前週)を確認します。
個人投資家 − 29億円(−4303億円) 3週連続売り越し
海外投資家 − 382億円(+3451億円) 3週連ぶり売り越し
事業法人 − 264億円(−1360億円) 4週連続売り越し
信託銀行 −1929億円(− 741億円) 6週連続売り越し
海外投資家の買いが止まりましたが、信託銀行の売りは年金(GPIF)の売りと観測されます。
年金はこまめに利食い売りをだし、目線としては日経平均株価の3万円超えは売り目線と言えます。
今回はここまで、最後までお読み頂きありがとうございました。
執筆 まんもす藤井。
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