NY市場下落の要因である、米国金利上昇を改めて考える。
前場の日経平均株価は前営業日比108円75銭安の2万9554円75銭と反落。売買代金概算は1兆2574億1000万円。値上がり銘柄数は533、対して値下がり銘柄数は1587、変わらずは74銘柄でした。
朝方は前日の欧米株が堅調だったことを受け買いが優勢でしたが、10:30以降に先物を絡めた売りで次第に水準を切り下げる展開となり、3万円大台が近づくと、戻り売り圧力が強まる傾向となっています。
後場寄り付きも売り物からのスタートで朝の寄り付きと景色が変わりました。
日経平均ボラティリティー・インデックスは25.56(-0.68)と落ち着いており、日経平均株価は29996円が今日の高値となり、直近の半値戻しである29712円をザラ場で上回りました。
ここでNY市場下落の要因である、米国金利上昇を改めて考えてみます。
米国債の売り(金利上昇)の背景には、7兆ドル(約743兆円)規模の住宅ローン担保証券(MBS)市場の投資家の売却があります。
米国債利回りとそれに連動する住宅ローン金利が突然に大きく上昇すると、住宅ローンの借り手は借り換えの動機が薄れます。
借り換えが減るということはMBSが早期償還されず、投資家にとっては資金の回収に時間がかかることを意味します。
この回収期間(デュレーション)が長いほど、金利上昇による影響は拡大します。
そこで投資家は保有している長期の米国債を売却するか、デリバティブ(金融派生商品)のポジションを調整することで、MBSポートフォリオで予想外に生じたデュレーション長期化を相殺しようとするのです。
コンベクシティヘッジと呼ばれる現象です。
また、米国債急落(金利上昇)は、米国債入札の不調と、500億ドル(約5兆3300億円)に上る持ち高が解消された可能性と流動性の消失が相まって急落が拡大したとの観測が出ています。
利回りの急上昇で、トレーダーは持ち高調整を急いだ為、期間短めの国債が大きく下げて利回り曲線がフラット化したため打撃を受けたとされています。
米国の金利上昇は冷静に考えれば日本企業にどれだけ影響があるのでしょうか?
ましてや、日本の金融政策は足元は何も変わっていません。
海外投資家の売買比率の高い日本市場特有の動きとなり、今回も押し目を拾う動きでいいかと思われます。
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私のコラムで紹介した銘柄
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◆ニッポン高度紙工業(3891)[2次電池用セパレーター]
11/28と1/23にも紹介。セパレーター絶好調で本日も新高値を更新。
2018年以来の高値に接近する大復活相場となっている。
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単発スポット銘柄の見解
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◆≪ゴールデン・テンバガー銘柄(****)≫
2/17の公開から仕込み場形成中。
引き続き400円突破後の上昇本格化に期待。
◆≪緊急即日公開銘柄2020[第13弾](****)≫
12/21に緊急公開後は下値を切り上げ続け上昇中。
業績V字回復期待で推奨した銘柄。本日利確ポイントに到達。
◆≪大石&石井のダイヤモンド銘柄(****)≫
「あすなろ誕生感謝祭」の特別イベントであの石井相談役が参戦。
社長大石も加わり完全監修したあすなろ全力の超お宝銘柄。
今の押し目で買うならこの銘柄一択だろう。
銘柄はあすなろサイトにログインしてご確認を。
今回はここまで、最後までお読み頂きありがとうございました。
執筆 まんもす藤井。
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