割安感ある銘柄ならコレ
高度な半導体・回路・実装技術を基に、電源装置や電装装置、半導体製品などを手掛けている企業。例えば電源技術では部品を小さく少なくすることで製品の小型化に貢献しており、半導体においては「パワー半導体」を主力として高密度実装および放熱性に優れるような開発を実施している。部品の効率化や半導体の放熱性の改善による省エネ効果により、脱炭素社会に貢献していると言えよう。
5/12発表の本決算では、売上高が約804億円(前年同期比13.5%減)、経常損益が約11億円の赤字で着地した。1Q~2Qにかけて、インドにおけるロックダウンによる操業停止や、自動車市場における生産調整を受けて、デバイスや電装事業において大幅減益を強いられた。しかしながら3Q~4Qにかけて市況が改善したことで経常損益は従来予想の14億円の赤字を上振れて着地したようだ。なお2022年3月期の経常損益予想は42億円の黒字を見込んでいる。
株価は昨年9/2安値1808円をボトムに、25日移動平均線をサポートラインとして上昇基調にある。足元では、5/10高値3740円をマークした後は売り圧力や地合いの悪化も相まって調整を強いられていたものの、25日移動平均線周辺での踏みとどまりを見せており、相場の強さが伺える。半導体関連銘柄であり、PBR0.7倍台と割安感もあるため、水準訂正が進めばコロナショック以前の水準である3000円台後半の回復もあり得ると見ている。
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