株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 会員番号 第011-1393

(一社) 人工知能学会 会員番号:18801 (公社)日本証券アナリスト協会

あすなろ投資顧問

2021-05-18 09:30:00

投資教育コラム

【相場を観測する】チャートを用いて詳しく解説します!(第19弾)

『着眼大局着手小局』(No.19)

~相場の観測~

【週足】参照 =下値を探る経過も反動高値幅が焦点に=

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 前回の「基調維持」(記:21/4/9)では、以下のように述べた。
前回の『着眼大局着手小局No.18』はこちら

「現在は高値(Q)30,467円と安値28,405円の何れをブレイクするかが焦点となっている。ただ、安値を下回らずに高値(Q)を上回ると上げ基調の維持となり再び上値を追う経過となる。一方、基調の維持も反動安に留意。直近の安値28,405円(3/24)を下回ると高値(Q)からの下げ幅の拡大につながりやすくなる。その場合の値幅としては、①2,742円、②2,994円、③3,152円などが挙げられ、下値水準は①27,725円、②27,473円、③27,315円となる。」とした。
 実際には、4週連続の下げ(1,042円:週末ベース)から1週の反発(545円)を挟んで急落し、27,448円と前安値28,405円を下回った。
 よって、現在は保ち合いを経て下方に進んだことから、高値(Q)30,467円に対する下値を探る経過となっている。また、高値からの下げ幅としては、①3,152円、②3,822円、③3,938円などが挙げられる。反面、下げ幅が3,019円≒2,994円となり、一旦、反動高が生じやすい面もある。

【日足】参照 =日柄から値幅調整もリズムの逆転が焦点=

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前回の「調整局面 方向を探る」(記:21/4/9)では、以下のように述べた。

「現在は高値(O)30,467円と安値(R)28,405円に調整局面(方向を探る)が進展しており、上下何れをブレイクするかが焦点となっている。ただ、安値(R)を下回らずに高値(O)を上回ると上げ基調へ復帰する経過となる。一方、高値(O)30,467円を上回ることができずに安値(R)28,405円を下回ると、高値(O)からの下げ幅の拡大につながりやすくなる。値幅は2,742円、2,994円などが挙げられる。」とした。
 実際には、下げ幅が2,062円(O~R)と拡大したあとの高値(S)が30,089円と前高値(Q)30,216円を上回ることができずにジリ貧から小戻しを挟んで急落し安値(R)28,405円を下回った。高値(O)からの下げ幅は3,019円と拡大した。
 よって、現在は高値(O)30,467円以降の短期波動が5波動構成(O~P~Q~R~S~)へ進展し、下値を探る経過となっている。
その場合、下値としては以下の水準が挙げられる。注:( )内のL=安値、H=高値
(1)27,315円=O-3,152円(L18/12/25~H19/4/25)
(2)27,048円=O-3,419円(H18/12/3~L12/25)
(3)26,814円=O-3,653円(L18/3/23~H10/2)
(4)26,645円=O-3,822円(19/8/26~H20/1/20)
(5)26,529円=O-3,938円(H15/6/24~L9/29)
 一方、下値探りも反動高が生じた場合の値幅として、①1,010円、②1,581円、③1,684円、④1,811円が挙げられる。
 また、直近の上げ値幅1,010円を上回ると1,584円ないし1,684円程度へ拡大につながりやすくなる。さらには、1,811円を上回ると2,804円程度へ拡大する可能性が高まるほか、リズム(値幅と時間)の逆転による波動転換の形成が焦点となる。
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【脳活 逆さチャート】参照

~ボックス抜け❕~

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 逆さチャートは、下降局面(上げ)のあと30,000台から28,000円台の値幅2,062円のボックス相場をようやく抜け出した格好だが・・・果たしてどうか。
値固め(ボックス)から方向を示唆した動きは・・・。どのような経過を辿るのか確り動きを追って行きたい。
上げも下げも値幅が伴う動きになっており日々の騰落結果の解説に振り回されないようにしたい。
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【フォーカス】※TOPIX日足チャート参照

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~反転につながる反動高値幅の出現が焦点~

 前回の「方向を探る」(記:21/4/9)では、以下のように述べた。
「現在は方向を探る状況で高値(L)2,012pと安値(M)1,928pの何れをブレイクするかが焦点となっている。ただ、安値(M)を下回らずに高値(L)を上回ると上げ基調の継続から上値をうかがう経過となる。一方、高値(L)2,012pを上回らずに安値(M)1,928pを下回ると下げ幅の拡大につながりやすくなる。」とした。
 実際には、戻り高値(N)1,993pからじり安となり安値(O)1,888pと高値(L)2,012pからの下げ幅が124p(N~O)と前下げ幅134p(D~E)の範囲内に収まって値を戻したが、高値(P)1,952pまでの上げ幅が64p(O~P)と前上げ幅65p(M~N)の影響を受ける格好で抑えられ、急反落となって安値(O)を下回った。高値(L)からの下げ幅も163pと拡大した。
 よって、現在は高値(L)2,012p以降の短期波動が5波動構成へ進展し、下値を探る経過となっている。また、重要値幅223p(A~B)を上回るとさらに下げ幅の拡大につながりやすくなる。
その場合、下値は以下の水準が挙げられる。
(1)1,844p=M-(L-M)
(2)1,824p=O-(P-O)
(3)1,789p=L-(B-A)
(4)1,716p=K-(L-K)
(5)1,707p=L-(D-C)
 一方、下値模索も反動高が生じた場合の値幅として、①65p、②84p、③101p,④124p円、⑤101p、⑥134p、⑦148pなどが挙げられる。
 また、直近の上げ値幅101pを上回ると134pないし148円程度へ拡大につながりやすくなるほか、リズムの逆転や反転につながる波動の転換などの出現が焦点となる。
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【先人からの伝言】
~ピンチは自身に宿る~
●投資家は利益を追求する。当然のことである。
投資に際し“材料”の評価が重要視されている。ただ、材料は硬直的である。時間が経過しても材料は不変で固定的なものである。対して、相場は流動的である。時間の経過とともに変動する動体的なものである。
 しかし、利益のみを追求するあまりに、固定された材料を最優先する傾向が高い。反面、動体である相場(チャート)は軽視されがちである。両者には大きな差があるようだ。また、自分が思っている以上に下落することはないだろうと、欲望に支配されて根拠なき安心感を持ち、大きな期待感で価格とコストのみに関心を持ち続ける投資家が多いようである。
 ところが、現実の相場は急落や大幅安、連続安などが生じ、自分の思いや期待から大きく逸脱した相場に見舞われる。この状況に遭遇したときにピンチを迎え、同時にピンチを認識することになる。
さらに、ピンチを反省することもなくコスト意識を最優先し、難平(ナンピン)買いをする行動をとる傾向がある。ピンチは良くも悪くも何れ忘れ去ることから、いつも繰り返されることになる。
 なぜ、ピンチを招くのか・・・それは、儲けたい(欲)気持ちがピンチを醸成しているのであろう。これは、『日常、不断の心掛け』がない証でもあろう。
 株式投資は“利益の追求”より、先ずは“損失”をいかに抑えるかの追求が大事であろう。
 では、ピンチ回避の方法であるが、手段としてチャートの利用である。ただ、一般的な“分析”でのアプローチではなく、投資の“道具”として使うことを考えることであろう。
 知ると知らない!分かると分からない!するとしない!の大きな違いを実感することが大切な一歩かと・・・
 決して材料と株価の騰落に振り回されない、賢い投資家を目指したいものである。
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【備考】(1)マザーズ(2)NYダウ工業株30種(3)ナスダック 

★備考(1)マザーズ(日足)

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~値幅調整へ進展も反動高値幅に留意~
 前回の「調整継続 2月高値をうかがう」記:21/4/9)では、以下のように述べた。

「安値(I)1,147pから高値1,249p(3/18)、安値1,163p(3/25)を経て1,240p(4/5)とボックス内で小動きとなっている。ただ、高値1,249pを上回ると目先の下値が切り上げ(1,147<1,163)となることから高値(H)1,320pをうかがう動きにつながりやすくなる。さらに、同高値(H)を上回ると前高値(D)に挑戦する可能性がでる経過となる。ただ、安値(I)1,147pを下回ると前安値(G)1,128pを再び試す動きにつながりやすく、さらに同安値を下回ると新たな下値を探る経過となる。」とした。
 実際には、安値切上げ(1,147<1,163)となったが高値(J)1,257pは前高値(H)1,320pを上回ることができずに反落し、安値(I)1,147pを下回った。
 また、昨年10月高値(D)1,365p以降の波動は3波動構成(D~G~H~?)へ進展し、高値(D)からの下げ幅は300pと拡大した。
 よって、現在は下値を探る経過となっている。その場合、下値は以下の水準が挙げられる。
(1)1,045p=I-(J-I)
(2)1,036p=H-(D-284p)
(3)1,023p=D-(L17/9~H18/1)
(4)1,007p=D-358p(H19/12/3~L20/3/19)
(5)955p=D-410p(H19/1~L20/3)
(6)936p=G-(H-G) 
 一方、下値探りも反動高が生じた場合の値幅として、①110p、②173p、③192p,④210p、⑤237pなどが挙げられる。
 また、直近の上げ値幅110pを上回ると173pないし192円程度へ拡大につながりやすくなるほか、第4波動の上げ幅やリズムの逆転による波動反転の形成が焦点となる。

★備考(2)NYダウ平均(日足)

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=トレンドに変化なく高値更新がポイント=
 前回の「上げ基調進行中(リズムの維持に留意)」(記:21/4/9)では、以下のように述べた。

「3月4日の安値(N)30,924ドルから切り返し高値を追い、4月9日には33,800ドルと上伸し、安値(L)以降5波動構成で上げ基調が進展。上値を追う経過となっている。ただ、安値(L)29,982ドル以降の基調(リズム)を維持するには反動安値幅が595ドルの維持が重要となる。また、同値幅を上回ると1,037ドルないし1,206ドル程度へ下げ幅の拡大につながりやすくなることから反動安値幅には留意。」とした。
 実際には、4月後半は騰勢が一服した。値幅385ドルの小動きを経て5月に入り5日連騰(903ドル)で上値を追った。また、5月7日の34,777ドルを高値に安値(P)33,587ドル、下げ幅が1,190ドルと前下げ幅1,206ドル(K~L)に接近したあと34,382ドル(上げ幅795ドル)と反発した。
 よって、現在は高値(O)34,777ドルを上回ると基調の継続となる。また、安値(J)26,501ドルを基点とする波動は5波動構成(J~K~L~O~P~?)入りとなる。 その場合の主な上値としては、以下の水準が挙げられる。
(1)35,482ドル=J+(E-B)
(2)35,606ドル=N+(K-J)
(3)35,870ドル=K+(K-J)
(4)35,967ドル=O+(O-P)
(5)36,553ドル=E+(E-B)
 一方、高値を上回ることができずに安値(P)33,587ドルを下回ると下げ幅の拡大につながりやすくなる。値幅は①1,206ドル、②1,269ドル、③1,386ドルなどが挙げられる。その水準は、以下のとおり。
(1)33,571ドル=O-(K-L)
(2)33,508ドル=O-1,269ドル
(3)33,391ドル=O-(C-D)

★備考(3)ナスダック(日足)

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=4月高値更新が重要=
 前回は「2月高値更新が焦点」(記:21/4/9)として、以下のように述べた。

「3月8日の安値(L)12,609pから反発し、高値(M)13,525p、安値(N)12,961pを経て直近13,829円(4/8)と上伸した。また、高値(M)を上回り安値切り上げ(L<N)となったことから高値(K)14,095pを試す経過となっている。同高値(K)を上回るとさらなる上値を追う動きを示唆することになる。ただ、安値(L)からの上げ(戻り)が継続するには、反動安値幅が564p(M~N)ないし916p(L~M)の範囲に収まることが条件となるほか、直近の安値(N)12,961pや(L)12,609pの維持が重要となる。」とした。
 実際には、3月24日の安値(N)12,961pからの戻りは、高値(M)13,525pを上回って上伸し2月の高値(K)14,095pを上回った。ただ、高値(O)14,138pを経て直近安値(P)13,031pと安値(N)12,961pに接近した。また、高値更新から次波動への移行が不成立となり下げ幅も1,107pとなった。
 よって、現在は直近の安値(P)13,031pを下回ると下げ幅の拡大につながりやすく、前下げ幅(K~L)の水準12,652pの維持が重要となっている。
 直近安値(P)13,031pを下回った場合、下値は以下の水準が挙げられる。
(1)12,894p=O-(G-F)
(2)12,652p=O-(K-L)
(3)12,445p=O-1,693p
 一方、下げ幅が前下げ幅1,486p(K~L)の範囲内に収まって、反動高値幅が564pを上回ると高値(O)14,138pを試す動きにつながりやすく、同高値を上回ると上値が追いやすい経過となる。また、安値(L)を基点とする波動は3波動構成入り(L~O~P~?)となる。
その場合、主な上値としては以下の水準が挙げられる。
(1)14,257p=F+3,625p(18年12月安値~20年2月高値)
(2)14,950p=8,109p+6,841p
          (18年8月高値)+(09年3月安値~18年8月高値)
(3)15,368p=9,817p+5,551p
          (20年1月高値)+(16年2月安値~20年1月高値:A)
(4)15,490p=B+8,549p(09年3月安値~20年1月高値:A)
(5)15,794p=5,048p+5,373p×2
          (00年3月高値)+(90年10月安値~00年3高値)×2

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新型コロナウィルスの感染症拡散事態が一日も早く終息し、平穏な日常生活を取り戻せるよう心から願っております。
感染経緯の不明者数の増加から第三波のリバウンドと、感染力が高い変異ウイルスの感染者数の増加による第四波が警戒されています。とにかく感染しないよう細心の注意を払うことが大事かと・・・
止まない雨はないといいます。希望をもって今を耐え乗り越えましょう!
オタガイニ(*^-^)/\(^-^*)ガンバロー!
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執筆:長森伸行

≪執筆者略歴≫
元山一證券投資情報部次長・国内で「一目均衡表」チヤート分析の第一人者。元日本テクニカルアナリスト協会セミナー講師で「一目均衡表」を担当。証券業界に50年間携わった重鎮、自立して儲けられる投資家のインストラクター的な存在。

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