続・市場区分変更関連銘柄:格上げ候補目線で食料品関連銘柄に注目
来春の東証市場区分変更に伴い、申請時の数値基準日となる6月30日に向け、TOPIX除外候補銘柄となりそうな銘柄群の株価下落懸念ばかりが話題となりがちですが、もちろん、東証1部以外から新設プライム市場への「格上げ」が期待される銘柄群もあります。
本日は、その格上げ候補銘柄群の中から、会員の皆様にもお馴染みだろうと思われる業種として、食料品セクターの銘柄を取り上げてご紹介したいと存じます。
まずはブルボン(2208)です。
現在の市場は東証2部ですが、時価総額はおよそ600億円、流通時価総額もおよそ460億円で、プライム市場の「足切りライン」とされている、時価総額250億円以上、流通時価総額100億円以上という水準を大幅に上回っており、流動性面ではプライム市場への格上げが堅そうだと見ております。
業績面では前期比横ばい見込みながら高水準で、もうひとつ注目されている点として、同社がプライム市場入りしてTOPIX採用銘柄となった場合は、パッシブ運用資産が流入する際のインパクトとして、平均的な出来高の100日分以上のインパクトが出るものと推計されている点もお伝えしておきます。
ボーダーライン上では、米菓で国内3位と目されている岩塚製菓(2221)も注目です。
現在の市場はジャスダック、時価総額は「ほぼ」250億円、流通時価総額はおよそ180億円、こちらもTOPIXに採用された際の売買インパクトは130日分以上と試算されています。
業績面では小幅減益が見込まれていますが、株価は足元の年初来安値から切り返しに転じたところです。
食料品というカテゴリーからは外れますが、日本KFCホールディング(9873)もプライム市場入りが有力視されております。
ケンタッキーフライドチキンですね。
現在の市場は東証2部、時価総額はおよそ620億円、流通時価総額もおよそ400億円です。
業績面は好調ながら株価は安値圏という点も魅力でありましょう。
もちろん、格上げ候補銘柄は上記3つだけではありませんが、株価の位置、業績推移、皆様に馴染み深いはずの食料品関連という点に注目してご紹介しました。
今後も引き続き、格上げ候補、格下げ候補に関する情報を、当コラムで取り上げてまいりたいと存じます。
*注目銘柄として情報をご提供する事を目的としており、これらの銘柄に対して投資推奨する事を目的としたものではありません。
執筆:木村泰章
無料新着記事
-
アスナのゼネラル・オイスター(3224)2連続S高!
あすなろレポート〈夜版〉
(2025/12/12 17:00)
-
超主力級・大化け株を10銘柄ご紹介します
株ドクターマサトの投資家診療所
(2025/12/12 16:30)
-
この岩盤は割れないよ銘柄
億男W直伝 勝利トレード攻略法
(2025/12/12 14:30)
-
金より価値のある、この銘柄を今買うべし
女株将軍アスナの「我に続け」
(2025/12/12 13:30)
-
次の人気テーマ候補はこれ
後場の注目株
(2025/12/12 11:30)











