注目の海運関連銘柄三選
貨物輸送だけでなく、エネルギーなどの液体輸送も手掛ける。今期営業益は前期比5.8%の増益を見込んでいる。本日前場は出来高が急増しており、株価は窓を開けて急伸。節目280円を突破しており、292円まで買われる場面もあったことから、次は節目300円が意識されそうだ。ここを超えてくるようだと、3月の高値である353円も射程圏内に入ると見ている。
玉井商船(9127)
日本軽金属ホールディングス(5703)と資本・業務提携していることから、アルミナ・水酸化アルミ等の製品輸送に強みがある。2021年3月期の営業損益は1200万円の赤字となったが、今期営業損益は2億円の黒字の見通し。本日前場の株価はこちらも窓を開けて一段高となっており、売り圧力が意識されていた節目800円を昨日からクリア。一目均衡表では雲を上抜けたことで三役好転を達成したことから、目先は上方シグナルが意識されよう。
共栄タンカー(9130)
創設の年にあたる1937年に、ガソリン油槽船の初代共栄丸が竣工された経緯から、扱う商材は原油向けが多く、長期輸送に強みがある。前期に次いで今期も減益となる見通しだが、6/8に約9億円の特別利益を前期業績に計上することを発表。これが好感され株価は勢いを見せていたが、節目900円付近で戻され、足元では25日線を割り込んでいた。しかし本日前場の株価は窓を開け節目900円を突破。5/13の窓埋めも完了しており、5/10を起点とした調整局面は終わりを迎えそうだ。
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