巣ごもりの恩恵受け躍進
三栄建築設計(3228)を親会社とする「住宅総合生産企業」グループの企業であり、マンション・ホテル等の建築請負を手掛ける総合建設事業と、分譲戸建住宅等の開発業務(自社設計・施工)を手掛ける戸建分譲事業に強みがある。特に戸建分譲事業は直近営業力を強化しており、自社販売力強化により不動産仲介業者からの手数料の削減を実現している。巣ごもりによる「戸建住宅取得意欲の高まり」から、同事業は主力である総合建設事業に次ぐ第2の柱となるだろう。
コロナ禍の影響をあまり受けず、マイホーム需要の高まりから3Q決算(累計)の営業益は前年同期比0.9%増となった。また建設請負受注高は前年同期比16%増と拡大。ただ竣工済み物件の引渡しは4Qになるため、3Qの売上は減少し4Qに売上が集中する。その3Q売上のマイナス分を戸建分譲事業がカバーした様子。期初の計画通りに進捗しており、コロナ特需の恩恵を受けているため、本決算の数字に期待が膨らむ。
株価は4/16をピークに調整基調にあるものの、200日線をサポートラインとして上昇してきた。日足チャート形状は「ペナント形」で上放れした。7/16取引時間終了後には業績予想の上方修正を発表しており株価は急伸している。4/16の高値である829円を「着実に」クリアすれば今後の本格上昇に期待できそうだ。バリュエーションはPBR0.8倍台と割安感もある。
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