より強い上方シグナル発生を意識したスタンス
スマートフォンやタブレットPCなどの電子部品(半導体等)の接合に用いられる貴金属めっきの適用薬品を手掛けており、マイクロプロセッサ~プリント基板用(金メッキ用)は世界トップシェアを誇る。なお前期の研究開発費の総額は約3.2億円となっており、売上高(前期)に対する比率は約1.9%とやや低水準。今後パッケージ仕様の高水準化により求められる技術は一層増してくることから研究開発費を投じ技術力をよりシャープにする必要が生じてこよう。
7/26公表の1Q決算では、営業益は前年同期比48.1%増の約2.7億円で着地。通期計画の10.9億円を考慮すると進捗状況はまずまず。リモートワークやオンライン学習に伴うPC関連需要増により関連めっき薬品の売上が伸長した模様。パラジウム価格の高騰もあり、リードフレーム用薬品の売上も堅調に推移した(前期1Q:約17億円→今期1Q:約28億円)。ただパラジウム価格は5月初旬にピークアウトしていることから、主力のプリント基板・半導体搭載基板用の技術をウェハーや先端パッケージへ展開するなど新用途の拡大も課題となってこよう。
株価は7/26発表の決算期待で3060円まで買われ、決算発表通過後も堅調に推移していたものの高値警戒感が意識され調整入り。2803円まで売られた後はリバウンド基調が継続し足元では3000円を着実に超えてきた。日足の一目均衡表では遅行スパンが実線の上を推移、基準線と転換線のゴールデンクロスが迫っており、上方シグナルがより意識されやすい展開になってこよう。
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