今週のハイライトは金曜日のメジャーSQ値
今週はメジャーSQを週末に控えております。
ご参考までに2021年のSQ値の推移は以下の通りです。(円表記省略)
・1月限 27,774.95
・2月限 29,718.77
・3月限 29,282.41
・4月限 29,909.73
・5月限 27,748.22
・6月限 29,046.40
・7月限 27,726.72
・8月限 28,093.15
9月のSQは10日(金)です。
3月の29,282.41を上回り、かつ、今年のSQ最高値である29,909.73を上回れば、日経平均の30,000円台への上伸も期待できましょう。
一方で日経平均側から見ますと、2月16日の年初来高値30714円を、SQ時前後で上回れないと、「上げ一服感」の方が強く意識されて、再度全体相場が下向きに転じてしまう可能性も想定する必要がありあそうです。
本日の日経平均大幅高は、日経平均先物高につられて日経平均が上昇し、個別主力株の上昇が遅れるパターンでは無く、むしろ、個別主力株の上昇こそが主導する形で日経平均が上昇し、先物が連れ高したという印象でした。
おそらく、年金、投信といった大口の資金を運用する機関投資家が、「持たざるリスク」の回避の為に主力どころの個別株を「実弾買い」したものと考えられます。
この動きが「横波及」する形で、主力製造業だけでなく、様々な業種と非製造業にも及ぶか、主力大型株だけでなく中小型成長株にも及ぶかどうかが今週のマーケットの注目点となりましょう。
今のところ個別株の株価推移は、概ね、「株価の底打ち」から「反転切り返し」局面への移行を確認できた程度で、「下値の切り上がり」は示現したものの、「上値追い」ステージに移行したと考えられるものは未だ少数と見られます。
日経平均が日足チャート上で「窓を開ける」形で上昇した事も、相場の強さを示現している一方で、上昇スピードの調整の可能性も否定できないように感じます。
いずれにしましても、今週も株式市場から目が離せない1週間となりそうです。
執筆:木村泰章
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