これまでの中間決算を振り返る
コロナの影響で業績が大きく落ち込んだ昨年の反動が、依然続いている。
個別銘柄に目を向けるとコロナ前の水準を上回っているか否かを見極めているようだ。
コロナ禍の落ち込みは目をつぶって、今回の回復でコロナ禍前の水準にどのくらい近づいているかを確認しているようだ。
ここで戻りが悪い業種は、コロナ禍により生活習慣が改められ、不必要と烙印を押された可能性もある。
業種の特定は控えるが、コロナ禍でECが主体になった買い物など、大規模実店舗構えて商売をする時代は終わったのかもしれない。
【全体】
日経平均株価の動きをみると、決算発表が本格化する前の10月中旬から11月初旬までの期間、約3%上昇しているが、まだ30,000円台の回復には至っていない。
今回の決算では、供給網(サプライチェーン)の混乱が業績に影響したとする企業も多くみられたため、この先、混乱が収束に向かえば、節目の30,000円台を回復して水準を切り上げる可能性もあるとみる。
【テーマ:EC】
・イルグルム(3690)
・Hamee(3134)
【気になる指標】
@バルチック海運指数。
2807ポイント-1.3%
戻り一服、揉み合い開始。
2715ポイントを下回ると下落開始。
海運株は様子見が無難。
@トヨタ(7203)
Wのコラムでは幾度となく登場するが、本日の上場来高値更新で日経平均30000円も近々ありそうだ。
【前場】
日経平均は3日続伸。買い一巡後は値を消す展開。
【大型株のご機嫌チェック】
ソフトバンクG(9984) ご機嫌
東京エレクトロン(8035) ご機嫌
エムスリー(2413) ご機嫌
ファーストリテイリング(9983) ご機嫌ななめ
【決算周り】
・夢展望(3185)+26.4%
12:30に中間決算を発表。最終損益の赤字幅縮小を好感し本日はストップ高。アパレル業界は厳しい状況続くが、コロナ禍により見直しを進めてきたコスト削減や、粗利率の改善等により着実に損益は改善しているようだ。株価は、先週から物色されており一時628円まで上昇している。赤字は赤字、様子見が無難とみる。高値掴みに注意せよ。
【気になるレーティング】
・日本郵政(6178)買い継続 TP1070円⇒1050円
・かんぽ生命(7181)買い継続 TP2260円⇒2320円
・ゆうちょ銀行(7182)売り継続 TP896円⇒935円
GSが郵政3社を見直し。何か政●的なものを感じるのはWだけか・・・
【まとめ】
日経平均は3日続伸。
グロース株のストップ高の多さが目を引く。
マザーズ指数は寄付きから右肩上がりで上昇し200日線が視野に入る。
1部の売買代金は概算で2.6兆円と、まだまだ活況とはならず。
・Wのシナリオ
1部の売買代金3兆円で日経平均30000円。
上述したように、トヨタの上場来高値が方向感を示すものとなるのか乞うご期待。
■今回ご紹介した銘柄■
・イルグルム(3690)
・Hamee(3134)
執筆者:W
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