株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2022-01-12 11:15:00

アナリスト木村の銘柄研究部

日本取引所グループが新市場区分の選択結果を開示

皆様、日々の株式投資へのお取り組み、ご苦労様です。

昨日、日本取引所グループのホームページで、今年4月からの新市場区分の選択結果が開示されました。

新市場区分の選択結果について(2022/1/11)
https://www.jpx.co.jp/equities/market-restructure/results/nlsgeu0000062bx0-att/nlsgeu0000064272.pdf

新市場区分の選択結果の一覧はエクセルファイルとなります。
日本取引所グループのホームページで開示されておりますので、会員様各位におかれましては、ご自身の保有銘柄についてチェックなさってみてください。
https://www.jpx.co.jp/equities/market-restructure/results/index.html

基本的に、各銘柄の本日以降の株価に対して、「短期間のうちに重大な影響は出ない」ものと考えますが、下位市場から上位市場へ「昇格」する銘柄群、及び、上位市場から下位市場へ「降格」する銘柄群のうち、昨日までに、企業側からの市場選択・適合計画が開示されていなかった場合には、「サプライズ」視される可能性もありますのでご注意ください。

ひとつだけ例を挙げます。
・大正製薬(4581):市場第一部⇒スタンダード市場
 昨日までに、企業側からは市場選択及び適合基準に関する開示がないまま、取引所側から上掲の変更が発表されたケース。

また、現在市場第一部に属していて、プライム市場を選択しながら、プライム市場の上場維持基準に適合していない296社は、基準適合に向けた計画を開示し、成長戦略の実施による企業価値向上、政策保有株縮減や自社株消却等による流動性改善に取り組む事になり、
いわゆる「経過措置」が適用された後、再度取引所の判定によりプライム市場「残留」の可否が決まります。

さらには、マザーズ市場から、現時点では新市場区分におけるグロース市場を選択しているものの、既に、スタンダード市場、もしくはプライム市場への移行を目指している旨開示を行っている企業もあり、これらの企業が今後上位市場に「昇格」する際、特に、「TOPIX」指数に算定されるプライム市場に移行する際には、いわゆる「インデックスイベント」と同様の「インパクト」が発生する事が予想されます。
一方で、その「インパクト」の発生は、4月の市場再編時と「同時では無い」点もご認識ください。

個別銘柄の市場再編に関わるニュースや値動き等は、今後も継続してお伝え致します。

さて、個人的には、年明けからしばらくの間は、上掲の市場再編に絡む売買や、決算発表内容に絡む思惑やサプライズなど、相場の不安定な値動きが続く可能性をも考慮して、機関投資家好みの銘柄群こそが投資対象としては「安全性が高い」と考えております。
となりますと、成長株の中で割安なものを探す事よりも、高ROEであるのに株価が安値圏にあるものを選択する事が無難であろう、という印象です。

まんもす藤井。との直近のYouTubeコンテンツでは、機関投資家好みの高ROE銘柄を幾つかご紹介しておりますので、是非ご参照ください。
▼動画・銘柄を確認する場合は下記をクリック
https://1376partners.com/content_page/14991



執筆:木村泰章

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