米やEUが喉から手が出るほど欲しいモノとは
同社は現在もインドネシアとのLNG輸入長期契約を続けており、露からの供給寸断が起きても安定的に供給を確保することができる。2/2発表の3Q決算では税引前利益(累計)は約850億円と前年同期のおよそ3.5倍となった。やはりエネルギー価格高騰を享受している模様だ。今後も天然ガス(≒メタノール)の引き合いは強まってくると考えられ、1000億円を超えてもおかしくはないだろう。
バリュエーション面でもPBRは0.6倍台とその割安感は魅力的だ。7大商社の中で1倍台を割り込んでいるのは同社と住友商事(8053)くらいだ。株価はオミクロン・ショックが嫌気されていた昨年12月月初頃をボトムに上昇基調、足元では心理的節目2000円に接近中。上述の決算発表後にやや値動きが荒くなったため、日足ボリンジャーバンドは一時+3σを突破。いまだ過熱感は留まっていると見て、ミッドバンド(25日線)~+1σ付近からのリバウンドを狙いたい。
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