株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

(一社) 人工知能学会:18801(公社)日本証券アナリスト協会:01159

あすなろ投資顧問

2022-05-03 15:00:00

コンプラ男子コラム

「コンプラって何?」&「オチのないNY駐在員時代の話」

あすなろ会員の皆様

ゴールデンウィークも佳境ですが、皆さまお休みを満喫されていらっしゃいますか?
今年のGWは旅行に行かれている方も多いのでは・・・

…と自己紹介が遅れました。あすなろでバックを務めております、コンプラ男子です。
いつもは表に出ることなく「お客様本位の業務運営」実現に向け、コンプライアンス部に属し、日々業務の管理やコンプラチェックをしております。コンプライアンス部とは、簡単に申し上げれば、「あすなろの会員様や社員を守るために」コンプライアンス管理の仕事をしている部署です。

私はあすなろに入社前は証券会社に長年勤めており、その間法人営業、海外営業やトレーダー等を主に業務監査部等のコンプラ関連部署にも在籍したことがあります。
海外勤務の経験もあります(自慢?)。1990年前後は米国ニューヨークに勤務していました(年がバレる)。NY駐在時代のオチのない話を、何かのお役に立てればということでツラツラと書いていきたいと思います(30年前の話ですが悪しからず)。

【~NY駐在員時代~】
当時日本はバブルの絶頂に沸いていましたが、米国は景気が悪く治安も悪かった印象です。
一時期車通勤もしていましたが、マンハッタンでは赤信号で止まるたびに、勝手に車の窓ガラスを汚い雑巾で拭いてきて金を請求する族がいました。こちらもワイパーを動かして応戦しますが、お構いなしに今度はリアウインドウを拭いてきます。イタチごっこです。ただ、彼らは25セント硬貨(30円程度)を渡せば満足していました。最初は分からなかったんで1ドル札を渡していたのですが、会社の上司に、「それは多過ぎる。25セントで充分だ」と怒られました。
あと電話機(当時は当然固定電話しかありませんでしたが)を40ドルくらいで売っていたり、その日の新聞をキオスク等での値段より安く売ってたりしていました。どちらもどこからかで盗んできた品だと思われます。あとその頃「ボトルマン」が流行っていまして、これは何かと申しますと、マンハッタンを歩いているとその「ボトルマン」がわざとぶつかって来て、持っていたワインボトルを落として割り、それを「弁償しろ」と迫る族です。中身はワインではないのは明白ですが、当時の相場はこれも何故か40ドルでした。私はやられてはいませんが、当時の駐在員はかなりやられてました。相手が銃でも持っているかも知れませんので、皆しぶしぶ40ドル払ってました。ただ中には値切る交渉をしていた社員もいました。あとは「カーステレオマン」っていうのもいまして、これはワインボトルではなく、その名の通り、持っていたカーステレオをわざとぶつかってきて落として弁償しろというものです。これは確かボトルマンの倍くらいの金額を請求していたようです。そもそもカーステレオを持って歩いていること自体おかしいんですが・・・・。ただ、その頃路上駐車の車のガラスを割られてカーステ(死語?)が盗まれる事件が発生していたのも事実です。カーステレオマンは私の先輩がやられてました。その話を先輩から聞いた時は、不謹慎ながら笑ってしまいました。カーステレオマンにやられるとはなかなかスゴい貴重な経験だな~と。

私の妻が息子(当時1才)を連れて、ニューヨークで一番大きなおもちゃ屋に買い物に行った時に、持っていたカバンから財布をすられました。幸い20ドルくらいしか入ってないようでしたが、2~3日後に現金を盗られた状態で財布は戻ってきました。妻によると、警備員室の画面(カメラ)の数が凄かったらしいです。あらゆるところに防犯カメラが設置してあったみたいです。それだけその頃からやはり窃盗とか万引が多かったのでしょうね。20ドルくらいの被害で済み、命はとられなかったのが不幸中の幸いでした。当時は携帯電話などなかったため、そのおもちゃ屋には私の会社の電話番号を伝えてあったのですが、財布が戻った時はちゃんと会社に電話が来ました。

当時米国はすでにカード社会でした。現金を持って歩くのは危険というのもあったのですが、一方で、「マンハッタンを歩く時は、ポケットに10ドル~20ドル札を必ず入れておくように」と言われていました。これは、万一襲われた時に、相手に現金をすぐに渡せるようにということです。彼らが襲うのは現金を盗るのが目的ですから、10ドル札でも渡せば満足して危害を加えなくなるからということです。

今から思えば、私の妻もそうですが、1才の子どもを連れて車でマンハッタンに行っていたのも勇気があったな~と。若かったんだなーと思います。私も妻もまだ20代でした。マンハッタンを歩いていても怖いとは感じなかったと記憶しています。ただ、NYの地下鉄はちょっと怖かったです。車両には全面にいたずら書きがあり、(今の車両はいたずら書きができないようになっています)乗ればギターを持って勝手に歌を歌い、最後に金をせびる族がいました。ただ、危険なのは車両の中より駅のホームです。ホームには、「Off-Hour Waiting Area」という場所があり、ラッシュアワー以外の人の少ない時間帯は改札の近くや駅員の目が届くそのエリアで待て、ということです。それだけ駅のホームは危ないということなんでしょうね。

それと、車を運転していて感じたのは、米国人は気が長いのか短いのかよく分からないということです。例えば、赤信号で待っている時に、青信号に替わった瞬間に後ろの車からクラクションを鳴らされます。あと交差点での右折(左折)の際、歩行者が横断歩道を渡っているのを待っている間も後ろの車からクラクションを鳴らされます。米国人は日本人よりは気が長いとか言われてましたが、実際はそうでもないかな、と。一方で、渋滞での合流で割り込もうとすると、まずほぼ100%入れてくれます。日本みたいに嫌がらせで入れないということはまずなかったです。これは、嫌がらせをして入れないと、逆に相手から危害を加えられる可能性があるからだと思われます。
それと高速道路の最高制限速度は55マイル(約88キロ)のところが多かったのですが、日本みたいに飛ばしている人は少なく、皆ほぼ制限速度を守って運転していました。やはり米国人は気が長いんでしょうかね・・・・。米国の高速道路は無料のところが多く、有料の高速道路でも料金は非常に安かったです。例えばNYからナイアガラの滝までは車で8時間くらいかかりますが、高速料金は確か10ドルくらいだったと思います。さすが車社会です。ガソリン代も安かったですし、車の維持費は日本よりは全然かかりません。

あと米国独自の標識として、交差点での「No Turn On Red」(赤信号での右折禁止)というものがあります。「赤信号での右折禁止」は当たり前だろう、と思われるでしょうが、米国では、交差点で右折(日本では左折)する場合、反対から車が来ない場合は通常赤信号でも一時停止後右折していいことになっています。ただ、「No Turn On Red」の標識があるところでは赤信号では右折できません。逆に「No Turn On Red」の標識がないのに赤信号で反対から車が来ないのに右折しないで交差点で止まっていると、うしろの車からクラクションをガンガン鳴らされます。
それと、米国人は基本ウインカーを出しません。出すのが面倒なんでしょうね。私も最初は戸惑っていましたが、そのうち出さなくなってしまいました。(今はちゃんと出してます)

よくアメ車はすぐ故障すると言われてましたが、実際その通りでした。マンハッタンの渋滞の原因のほとんどが故障車です。ある朝車通勤の時渋滞に巻き込まれまして、カーステのラジオのMCが「故障車」がいるため渋滞していると言っていました。「また故障車かよ~、遅刻するわ~、ふざけんなよ!運転手に文句言ってやる!」と私は怒り心頭だったのですが、やっとその故障車のところまで進んだ時、よく見ると運転手は会社の先輩ではないですか!思わず怒りを忘れて手を振ってしまいました。その先輩は1000ドルくらいで買ったボロボロの中古のデカいアメ車に乗ってたんですが、ブレーキが効かなくなった、とのことでした。恐ろしい・・・。その先輩が会社に着いてから、「〇〇さん、さっきラジオに出演されてましたね、有名人ですね!」と嫌味を言ってやりました。ハッキリ言ってアメ車の中古だけは止めた方がいいです(今は大丈夫だと思います、特にテスラは)。私もせっかくなんでアメ車を買った(新車)んですが、買って1ヶ月後に、エアコンの送風が出なくなりました。真冬だったんで、暖房も効かず、震えながら運転してました。その車の排気量は3800ccだったんで燃費が非常に悪かったんですが、当時の米国のガソリン代は日本の1/3程度でしたので、ガソリン代はそれ程苦にはなりませんでした。

マンハッタンでの駐車は路上は基本縦列駐車ですが、米国人は縦列駐車が上手いというかなんというか、後ろや前の車にちょっとぶつけて前後を確認します。ぶつけること自体、ぶつける方もぶつけられる方も何とも思ってません。彼らにとっては当たり前の行為です。それと車社会なんで、基本だいたい一家族2台持っていますが、2台目はボロボロの車が多いです。窓ガラスを割られたのか、窓にサランラップやビニールを貼って走っている車をよく見かけました。冬は寒いと思うんですけどね・・・・。

NYにいる間、私が1回、妻は2回、車をぶつけられました。幸い大事故ではなかったのですが、その3回ともどう考えても相手が100%悪いと思われるのですが、その場合でも相手は絶対に謝りません。自分がぶつけてしまった時も絶対「Sorry」とは言うな、とも言われてました。米国は裁判社会ですが、もし後で裁判になった場合、謝って自分の非を認めてしまうとその後の裁判が不利になってしまうから、というのがその理由でした。

私はNY州のお隣のNJ州に住んでいたのですが、わたしがいる間に、ハドソン川を渡るフェリーができまして、一時期はそれで通っていました。NJ州側の駐車場に車を止めて、フェリーでマンハッタンのミッドタウンに行き、ミッドタウンから会社のあるダウンタウンまではバス(無料)で行きます。通勤時間帯は結構の頻度で往復していました。日本の満員電車とは真逆に、特に天気のいい日はとても気持ちがいい通勤でした。フェリーを使っているのはほとんどが日本の駐在員でした。ただ真冬はハドソン川が凍ってたまに止まってました。今から思えばフェリーは日本の駐在員用に作ったものと思われます。

あとは、勤務後の過ごし方ですが、日本のように、会社の皆で飲みに行って上司の悪口を言い合うようなことは基本ほとんどありません。とにかく業後は家族と過ごすのが第一です。あとたまにミュージカルとかオペラなんかを観に行きます。ミュージカルもソワレ(夜の部)は20時からなので、業後余裕で観に行けます。しかも、オフブロードウェイ(マイナーなミュージカル)は当日券は半額で売ってます。あの頃は支店長研修や成績優秀者研修で社員がやたらNYに(遊びに)来ていました。私はその頃は一番若手だったんで、上司から「お前、ミュージカル連れて行け」って感じだったんで、「キャッツ」とか「レミゼ」なんか何回観に行ったことか・・・。ただ時差ボケで寝てる社員が多かったです。もったいない・・・。ちなみに当時「オペラ座の怪人」は超人気でチケット取れず。一度業者からもらったチケット(S席)で観に行きましたが(それが私のミュージカル初体験)、終演後は感動し過ぎて言葉も出ないくらいでした。

系列の地場証券会社の社長が30人くらい研修で来たことがあり、その時は上司から彼らを「FRB(米国中央銀行)に連れて行け」との指示がありました。当時は大量の金塊がFRBの地下に保管しており(今でもあるのかな)、FRBの案内(英語)が付くから、「そこに連れて行ってお前が通訳しろ」との上司からのムチャ振り。「そんなのムリだよ~」と思いながらも、上司からの命令なんで、仕方なく連れて行きました。私は学生時代から英語は好きでしたが、通訳出来るほど得意ではなかったので、正直FRBの方が言っていることの半分も理解出来なかったのですが、雰囲気で適当に通訳したフリをしてなんとか乗り越えました。それにしても、今金価格は急騰していますが、あれだけの大量の金塊の価値は今いくらに跳ね上がっているのでしょうね・・・。

ニューヨーク現地法人では、当然現地の人間も雇うのですが、色々な社員がいます。当時は書類のデリバリー専門の社員も雇っており、その社員はとにかく金がなく毎月の家賃も払えないくらいでした。そして、毎月の家賃の支払日になると、現法の上長の副社長(駐在員)のところに「I need a loan(金貸してくれ)!」と内線をかけてきます。正直「I need a loan」という言い回しはその時初めて知りました。その上長は英語が不得意で、何でも「OK、I see」としか言わないので、その社員はその上司のところにしか内線はかけてきません。たまにその上司は「No money」とも言っていましたがおかまいなしです。そして結局皆から10~20ドル集めてカンパします。当然ながらカンパなんで(貸した)金は戻ってきません。
ちなみに、その上司は毎日NYTimesのスポーツ欄を一日かけて読んでました。ある時、その上司が外人からの電話を受けていて、相変わらず「OK、I see」と応対した後、「何言っているか分からないんで、ちょっと代わってくれ」と言われ、私が電話を代わると、単なる間違い電話でした。「間違い電話くらい分かってくれよ」と言いたかったです。その程度の英語力でもNY現地法人の副社長でいられたのも不思議ですよね・・・。

昼食については、米国人は基本外でハンバーガーとかホットドッグやサンドイッチを買ってきて、仕事しながら机で食べます。ただ、オフィスの近くに日本食の弁当も売っており、その弁当をオーダーすることも多かったです。私は当時一番若手でしたので、社員(外人含む)から弁当のオーダーを取るのも仕事の一つでした。ちなみに、米国人は味噌スープ(味噌汁)が大好きです。また、近くに安い中華食堂みたいのもあり、そこにオーダーすることもありましたが、麺類とかは、スープに蠅が入っていることは日常茶飯事で、麺を全部食べ終わった後、入れ物の底を見たらゴキブリがいたなんて人もいました。幸いにも健康被害はなかったみたいでしたが。

あと週に1~2回、駐在員には遅番勤務がありまして、日本の株式市場が開いてから30分程度残るというものです。夏時間ですと夜9時半くらいまでは残ります。これは、寄り前・寄り後に株式の注文が来るかも知れないからです。遅番の時には近くのピザ屋からピザを頼んだりします。向こうのピザは非常に大きいのですが、着任当初はそこまで大きいとは思わず、間違えて一人でホール1枚頼んだこともありました。もちろん食べきれませんので、半分くらいは残して持ち帰りましたが。向こうは例えばステーキの付け合わせ等も量が多いため、持ち帰る人が多かったです。持ち帰っても文句は言われません。残す方が文句を言われます。持ち帰り用の袋のことを「ドギーバッグ(犬のエサ用の袋?)」と言います。持ち帰る時は「Can I have a doggy bag,please?」みたいに言います。質問や「〇〇していいですか?」は、なんでも「Can I~」を使えばOKです。「〇〇をもらえますか?」は、「Can I have~」を使えばOKです。相手がちょっと偉い人で、ちょっと丁寧に言いたい時は「Could I~」にしてください。

それと英語についてですが、例えばマックの店員は早口で最初は基本何言っているのか分からないんですが、だんだん慣れて来ます。ここでも「Can I have a cheeseberger,please」のように使います。店内で食べるのか、持ち帰りかを最後に必ず聞かれるのですが、これは、「(For)here, or to go?」と聞かれますので、「Here」か「To go」で返します。「take out」でも通じますがあまり使いません。店員さんからは、最後「Have a good day!」と言われます(「nice」はあまり使いません)ので、これには「(Thank you,)you too」と返します。あと、知り合いと会った時の最初の挨拶ですが、日本では「How are you?」「Fne,thank you,and you?」「I`m fine!」のように習いますが、NYでは、「How are you doing?」「good!,and you?」「good!」のように会話するのが一般的でした。「fine」はあまり使いません。

そういえば夏時間で思い出しましたが、サマータイムに(から)移行する時はその日の夜中12時に自分で時計を1時間進め(戻さ)なければなりません。基本「明日からサマータイムだよ」とは誰も言ってくれませんので、忘れる可能性もあります。ちなみに、駅の時計等は誰も直していませんので、「本当にサマータイムでOK?」となります。1時間違うと、ちょっとした時差ボケみたいになります。日本ではサマータイム導入の議論はありますが、なかなか実現しません。几帳面な日本人にはそぐわないのかも知れませんし、夜8時くらいまでは普通に明るいので、残業が増えてしまうのではという理由もありました。いかにも日本人らしい発想ですよね。米欧の人の発想は違います。日が長いので、業後家族とゴルフやテニス等の屋外スポーツに興じることが出来るという発想です。欧州では夜10時くらいまでは普通に明るいので、ゴルフなら業後にハーフは回れます。ただ、欧州では真冬は真逆で、朝は8時くらいまで暗く、夕方は4時くらいには真っ暗になります。極端ですね。サマータイムは、短い夏をできるだけ満喫しようという発想ですね。

米国で証券営業をするには、米国証券外務員資格(シリーズ7)取得が必須です。米国は試験社会です。金融関係は特に、試験に合格して資格がないと仕事が出来ません。その米国証券外務員資格試験は量がべらぼうに多く、試験時間は通常6時間なのですが、(米国にとっての)外国人(日本人含む)はなんと8時間までOKです(しかも辞書持込み可)。試験が終わるともうクタクタです。ただその試験に合格しないと仕事が出来ませんので必死です。試験はほぼ毎月あるのですが、3回落ちるとその後半年間は受験できなくなります。即ち3回目に落ちるということは、その駐在員の日本への強制送還を意味します。私も御多分に漏れず2回落ち、もうあとがない3回目の試験後の合格発表時は本当にドキドキもんでしたが、なんとかかろうじて合格することができました。でも危なかったです。ちなみに、その当時は日本に強制送還させられた駐在員はいませんでしたが、トレーニー(研修生)は3回落ちた社員がいました(彼はTOEIC300点台だったようです)。ただトレーニーの期間はいずれにしても6か月間ですし営業もしませんので、強制送還はないです。

車の免許は、日本で免許を持っていれば、基本筆記試験だけで米国の自動車免許は取れます、ちなみに、筆記試験は日本語でOKでした。基本米国の自動車免許取得は日本よりは簡単で、仮免とかはなく、いきなり路上教習させられるようです。


当時から、NY現地法人にはコンプライアンスオフィサーが常勤していました(やっとコンプラの話か)。
やはり米国はコンプラ面でも進んでいました。日本の証券会社ではコンプライアンスなんて言葉はまだなく、何でもアリの世界でしたから。


【~コンプラって何?~】
ところで、「コンプライアンス」とは何でしょうか?
直訳すれば「法令遵守」ということですが、最近では、社会規範・社会道徳、ステークホルダーの利益・要請に従うことなども含む幅広い概念となっております。

あすなろのコンプライアンス管理は厳しいです。コンプライアンス部は2名体制ですし、内部監査や広告審査でもコンプラ違反は厳しく指摘しています。社長の大石が誰よりもコンプラを重視しておりますのもその要因です。

コンプライアンス部では、特に下記事項を厳しく審査しています。

≪投資助言業における主たる注意事項≫
『顧客に誤解を生じさせる広告、虚偽の説明による勧誘等』 その内部管理態勢
「虚偽告知・不確実な事項についての断定的判断の提供・誤認」
この3つを犯さないよう細心の注意を!

また、金融機関において、「コンプライアンス」で一番重要なことは「お客様本位の業務運営(フィデューシャリー・デューティ)」であると考えます。
「お客様本位の業務運営(フィデューシャリー・デューティ)」…この原則を金融庁が打ち出してから5年近く経ちました。
あすなろは投資助言業者として、「役に立つ生きた情報」の提供を目指して運営しております。その「情報」は銘柄だけでなく、会員様の投資ライフに役立つこと全て。

「フィデューシャリー・デューティー」とは、日本語で「受託者責任」と訳され、「受益者(依頼主)との信認関係における受託者が負う義務」のこと。
・具体的には、「受託者は、何より受益者の利益のために行動しなければいけない」ことを指し、金融界においては、「他人の資産を預って業務を行う金融機関は、何よりも顧客の利益を最大限にするために行動しなければならない。顧客の利益に反する行為は行ってはならない」という、「顧客本位の業務運営」を意味する。
あすなろでは、「顧客本位の業務運営に関する基本方針」は、当社HP「お客様本位の業務運営方針」に記載しております。

最近コンプラ違反での大きな事件がありました。
SMBC日興証券の「相場操縦取引」です。
役員含む同社関係者の逮捕・起訴、法人のSECからの告発、東京地検の起訴等大きな事件に発展してしまいました。
金融商品取引法違反の中では、「相場操縦取引」が一番重いです。その次に重いのが「インサイダー取引」です。
一番重い違反を、本来は手本にならなければならない大手証券会社が犯したことは、市場の信頼を一気に失うことですし、非常に衝撃的でした。
コンプラ違反の代償が、逮捕(前科)、(多分)今後懲役刑・罰金刑の併科(法人も罰金刑になる可能性大)、金融庁処分、機関投資家取引停止、投資家からの口座解約→業績悪化→(場合によっては)倒産?(法人)と、とてつもなく大きいことを、我々も決して他人事ではなく、肝に銘じるべきだと思っております。

当社でもこの事件について何回もコンプラ勉強会を実施し、社員に徹底しました。
当社では、日頃から社員のコンプラ意識を高めておくことが重要であると考えており、それを着実に実行しております。


従いまして、会員の皆様におかれましては、弊社とは安心してご契約をしていただけますようお願いいたします。

長々とお付き合いありがとうございました。
乱筆乱文お許しください。

執筆:コンプライアンス部

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