株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

(一社) 人工知能学会:18801(公社)日本証券アナリスト協会:01159

あすなろ投資顧問

2016-05-21 09:00:00

銘柄アカデミー あすなろ校

あすなろコラム 「 銘柄アカデミー あすなろ校  vol.7」  ■ お 金 に ま つ わ る ニ ュー ス オ ピ ニ オ ン ? ■

コラム「銘柄アカデミー あすなろ校」Vol.7
〜お金にまつわるニュースオピニオン?〜

?企業決算と同時に自社株買いを公表!
 〜トヨタの甚大な為替差損でも、株価下落を食い止めた要因〜

 現況は、企業業績をけん引する明確なテーマが不在で、軸になる銘柄群が抽出しにくいですよね。

 年初から新興市場を中心に「Fintech」「AI」「ドローン」「自動運転」「AR/VR」などの新テクノロジーや「マイナンバー」「民泊」「スマートメーター」の国策関連など一時的な材料性は豊富なんですよね。

 日本企業の全体感としては増益幅はわずかに増加しているものの、為替の円高水準によっては業績下振れの影響が気になります。

 一方、企業のバランスシートには潤沢なキャッシュが積み上がっており、最高水準の73兆円に上る見込みです。(出所:Bloomberg)

 以前にも記述しましたが、投資の観点からは潤沢な手元資金がどこに向かうのかが気になるところでしょう。

 政府としても資本政策方針の開示と政策保有の株式(持ち合い株式)の削減を企業に求めているため、取引銀行の間でも持ち合い株式解消の姿勢を積極化させています。

 注目したいのは、こうした外部圧力が企業の【自社株買い】を後押ししている点です。

政府や銀行に加え、日銀のマイナス金利政策の影響で、将来は「預金手数料」が発生する可能性も出てきており、実際に法人口座に対する手数料を導入し始めれば、企業の自社株買いは一段と弾みがつくでしょう。

統計上、今年は昨年の倍以上の自社株買いが行われる見込みで、過去の自社株買い発表企業の株価騰落率は、その後の1年間でみると全体を約10%も上回るパフォーマンスを記録していますので、個人的にも要注目しています。



?電力自由化につづき、2017年はガス料金も自由化
 〜2大光熱費のお得な選び方は??〜

ちまたでは電力自由化商戦に参加する企業が増え、電力、ガスといったインフラ企業だけでなく、鉄道会社や通信会社が名乗りを上げています。

その他、Tポイントを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ や有線放送サービスのUSEN、そして大手コンビニチェーンは「ポイントカードつながり」で小売り契約の受付窓口の一角をなす可能性が高いですね。

街を歩けば、携帯会社やガソリンスタンドをはじめ様々な窓口でご案内があるほか、盛んにTVCMも流れています。

各社が発表する電気料金メニューを比較すると・・・

よくわかりません(笑)。

というよりも、電気料金の割引のほかに独自のポイント制度を導入していたり、キャンペーン特典などを付けているので、トータルでみると一概にどこが“お得”なのか見えにくいのではないでしょうか?

参考までに、主だった電力供給会社の料金プランを比較してみました!
※電力消費量300kWhの場合。(電気事業連合会:一世帯あたりの電力消費量/月 参考)
【関東編】
東京電力(旧料金)   …7,755円
東京電力(スタンダード)…7,834円
東京電力(プレミアム) …10,795円
イーレックス      …7,515円
東京ガス(ずっとも電気)…7,549円
ソフトバンク      …8,007円
KDDI        …7,806円
JXエネルギー     …7,492円
東燃ゼネラル(MYでんきB)…7,186円◎
昭和シェル(ドライバーズ)…7,836円

【関西編】
関西電力(旧料金)   …7,758円
関西電力(eスマート10) …8,932円
東京電力(スタンダード)…8,308円
イーレックス      …7,602円
大阪ガス(ベースプラン)…7,574円
ソフトバンク      …7,215円◎
KDDI        …7,809円
東燃ゼネラル(MYでんきA)…7,489円

上記は各社発表の基本料金の一部です。

電気料金=基本料金+{電力使用量×(料金単価+燃料費調整単価+再生可能エネルギー発電促進賦課金単価)}

となっていて基本料金が無かったり、従量制や定額制などの別、電力使用量によっても最安料金プランが異なります。

これに各社独自のポイント加算やキャンペーン特典が絡んでくるわけですので、本当に複雑(笑)。

また、注意点として途中解約のペナルティーが発生する場合もあるそうなので、どうか慎重にご検討ください。

もし、わかりにくくて面倒だ…という方は来年4月から実施されるガス料金自由化のタイミングで検討されるとよいと思います。

なぜなら、エネルギー供給の観点から相互参入の障壁が低くなり、電気もガス料金自由化を機により一層の値下げが期待できるからです。


【今週の自社株買い発表企業】  【電力自由化に関連する企業】
5/16 三菱UFJ    (8306)  東京電力    (9501)
   大和自動車交通 (9082)  関西電力    (9503)
   構造計画研究所 (4748)  ソフトバンク  (9984)
5/17 リニカル    (2183)  KDDI    (9433)
   日本アジアG  (3751)  NTTドコモ  (9437)
   ゼンショーHD (7550)  CCC     (非上場)
   京葉銀行    (8544)  USEN    (4842)
   ケア21     (2373)  楽天      (4755)
   オリコン    (4800)  東京ガス    (9531)
5/18 ハウスコム (3275)  日本瓦斯    (8174)
   シーティーエス (4345)  昭和シェル石油 (5002)
   ネクステージ  (3186)  東燃ゼネラル石油(5012)
5/19 ラ・アトレ   (8885)  イーレックス  (9517)
5/20 損保ジャパン  (8630)   ミツウロコG  (8131)
MS&AD   (8725) 大崎電気工業  (6644)
                 グリムス    (3150)
                 岩谷産業    (8088)
                 エナリス    (6079)



筆者:あすなろ運営事務局



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