突っ込み警戒感から自律反発 25900-26300円のレンジを想定

【米国株】
　30日のNY株式市場は景気減速と業績悪化への警戒感が強まり続落。3指数は年初来安値を更新した。8月の米個人消費支出（PCE）で米連邦準備理事会がインフレ指標として注目するPCE価格指数は、変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数の伸びが前月比で加速し、積極的な利上げが続くことへの警戒感が強まった。また、ミシガン大学調査の9月の米消費者態度指数の確報値が速報値から下方修正され、個人消費の先行き懸念が強まり相場を圧迫した。

【注目ADR】
銘柄名　　　国内引け　　　 ADR　　　　　騰落率
TDK　　　　　4,455　　　 4,549.3　　　　+2.12%
＊ハイテクが反発し始めた


【★日経平均見通し★】
　本日の日経平均株価は、突っ込み警戒感から自律反発と見る。CME日経平均先物の終値は2万5930円で30日の東京市場の日経平均終値2万5937円と比べ同水準。


－【重要指標】－
●日経平均株価PER：11.95
　　　　　　　PBR：1.09
　　　　　　　配当利回り：2.48

●騰落レシオ（25日）80.76％：80を割れてくると目先のボトム圏
●空売り比率　47.3％：思ったほど上昇せず
●日経平均ボラティリティー・インデックス　27.59迄上昇：27.5を超えリスクパリティ・ファンド売りを誘発


－【前営業日（9/30）のおさらい】－
日経平均　25,937.21（-484.84）：ユニクロで約100円押し下げ
TOPIX　　　1,835.94 （-32.86）：トヨタで3.2P押し下げ
マザーズ　　 695.35 （-9.49）：9/28の安値はキープ

東証プライム売買代金　3兆8586億円：225の入れ替え売買と月末リバランスで1.3兆円観測
値上がり248／値下がり1551／変わらず32
グロース売買代金　1114億円：IPOのグッピーズが寄与

------------------------------
【今週の重要スケジュール】

3日（月）
日 7-9月期日銀短観・大企業全産業設備投資(前年度比)8：50（予想18.9％、前回18.6％、機械株注目）
米 9月ISM製造業景況指数 23：00（予想52.4、前回52.8、50を割れると景気敏感株売り）

5日（水）
米 9月ADP雇用統計(前月比) 21：15（予想20万、前回13.2万、20万を下回ると金利上昇）
米 9月ISM非製造業景況指数(総合) 23：00（予想56.5、前回56.9）

6日（木）
欧 欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨 20：30（利上げペースに言及あったか確認）

7日（金）
米 9月非農業部門雇用者数変化(前月比) 21：30（予想25万、前回31.5万、予想を下回ると金利低下）