株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2022-11-25 15:30:00

アナリスト木村の銘柄研究部

その税収の使い道に納得いかない!

ほぼ毎朝、出勤途中にあるコンビニで、たばこを1箱買います。
顔見知りの店員さんだと、銘柄名を言わなくても、「おはようございます」と即用意してくださいます。

1箱600円。
正直、高いよなぁ~。
「百害あって一利なし」という事は重々承知のうえですが、一度も喫煙を止めようと思った事はありません。
百害という部分は自身のリスク、一方で、自身の利益にはならなくとも、一利くらいは世の中の役に立っているようにも思っている次第です。

たばこに関する税率は現在、消費税分を含め約62%と、飛びぬけて重い税負担率になっています。
近年、たばこ税等の税収の合計(国、地方)は、概ね2兆円程度で推移しており、貴重な税収のひとつです。
使い道は、旧国鉄の債務返済から、公園や道路や学校の整備に至るまで様々です。

弊社オフィスのある港区のホームページでは、「区内でたばこを購入すると、特別区たばこ税は区の収入となり、区民の皆さんの暮らしに役立てられます」と説明しています。
https://www.city.minato.tokyo.jp/zeimu/kurashi/zekin/juminze/tokubetsuku/tobacco.html
私は、港区民ではありませんが、私が毎朝買うたばこは、間接的に港区の皆さんの役に立っているわけです。

たばこ税が世の中に役立ってはいるとしても、喫煙者に喫煙の「権利」というものは認められていません。
制限付きで、喫煙の「自由」が認められているだけです。
「受動喫煙」は、非喫煙者に対する「他者危害」であり、他人の生命・身体・健康を害する事になりますので、「公共の福祉」という観点からも「喫煙の自由」が制限される必要がある事は周知の事実です。
この点にも不平不満はありません。

ただ、個人的には、たばこ税収の主要な使い道のひとつに、「旧国鉄の債務返済」というのがあるのが気に喰わない!
なぜ、そこを喫煙者「のみ」、もしくは喫煙者が「主に」負担せねばならないのかが、納得いかないのです。
自身の居住区でなくとも、「間接的に」誰かの「直接的な」利益につながっていれば、なんとなく喜ばしく思う次第ですが、「旧国鉄の債務返済」にたばこ税収が使われるというのは、不公平の極みであるように思います。
国が、もしくは全ての国民が均等に負うべき、「負の遺産」なんですから。

たばこは、各種の「割引対象外」とされる事が一般的で、その価格はどこで購入しても均一という、非常に独特な性格を持った「嗜好品」です。
しかしながら、「格安」で購入する方法が全く無いわけではありません。

先週の日曜日、米国にいる娘に逢う為に渡米する妻が空港から電話をくれました。
「たばこ、ツーカートンで77●●円だけど、要る?」
ツーカートンとは、20箱(400本)です。
という事は、1箱あたり概ね390円以下!

10箱(200本)は免税ですが、それ以上は1本につき15円程度課税されるので、15円X200本で3000円税金を納めても、
7800円+3000円で総額10800円で済み、確実に1000円以上お得です。
20箱(400本)なら、1箱あたり50円の「割引」に相当するわけですね。

空港の免税店によっては、提携しているクレジットカードでの支払いだと更に5%引きになったり、4カートン買うと更に値引き率がアップしたりするケースもあります。

「試しに10カートンくらい買ってみたら?」と言った私に、
「そんなみっともないマネはイヤだ」と妻は即答。
「目的は娘に逢いに行く事で、アンタのたばこの買い出しじゃないんだから」。
ごもっとも!

「旧国鉄の債務返済」にたばこ税が使われるくらいなら、自分がそのうち娘に逢う為に渡米する際には、一気に10カートンくらい買ってみちゃおうかなぁ、とか考えながらも、いやいや、何事にも「節度」が必要だよなぁ、納得の行かない税の使い道に対する、「ささやかな抵抗」程度に留めておこう、と考え直した次第です。

そもそも喫煙行為は近年、「依存性薬物の摂取行動」のひとつと見なされる傾向が強く、たばこを買うという行動も結局、間接的に、「私は依存症」ですという「宣言」をしているようなものかもしれません。
いずれにしても、威張れるような事では無いと再認識した次第です。

喫茶店で、ぼんやりと、ゆっくり、たばこを吸いながら、週刊誌やマンガを読む、なんて事は今や2度と味わえない夢物語になってしまったのですね。。。

たばこ関連と目される銘柄も、なんとなく、以前より減りつつあるように思います。
一時話題になった「禁煙パイポ」を手掛けていた旧マルマン(旧7834)は、マジェスティ ゴルフと社名を変え、上場廃止になってしまいました。
一時分煙施設設置を手掛けていたはずのネクシィーズグループ(4346)のホームページでは、分煙系の事業を確認できませんでした。

・日鉄鉱業(1515):喫煙室用脱臭機プラズマダッシュ
・三菱電機(6503):喫煙用集塵・脱臭機スモークダッシュ
・ダスキン(4665):分煙機のレンタル・販売
・武田薬品工業(4502):禁煙補助剤 ニコレット
・大正製薬HD(4581):禁煙補助剤 シガノン
・トランザクション(7818):電子たばこ

なんだか寂しい気がしているのは私だけでしょうか。。。


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 個人的に注目している銘柄
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◆ヒラノテクシード(6245)
下落局面は終焉し、いよいよ切り返し基調が鮮明となりつつあります。
2200円どころを上抜く展開に期待。

◆MORESCO(5018)
業種的には石油・石炭製品。
潤滑油メインです。
足元で75日線を上抜いて来ました。

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 私のコラムで紹介した銘柄
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◆田中建設工業(1450)
9月末の下落から、再度立ち直ってきました。
年初来高値の更新も射程圏内。

◆円谷フィールズHD(2767)
本日も年初来高値を更新!
一時2600円台まで上伸する場面も。

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 単発スポット銘柄の見解
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◆≪まんもす藤井。のマネーガイド銘柄(****)≫
一時第1ターゲットをクリア!
おめでとうございます!
利食い売り完了後に押し目を狙いましょう。

◆≪木村泰章のラスト七福神銘柄(****)≫
久々のIR開示もあって、ようやく75日移動平均線への上へ出ました。
この水準を来週キープできるかが、本格的な切り返し基調につながる前提となりそうです。

◆≪ザ・大石会員銘柄(****)≫
お申込み締め切りよりも前に「完売」となる可能性高し。
お急ぎください。



執筆:木村泰章

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