株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2022-12-03 09:00:00

アナリスト木村の銘柄研究部

皆様、【見過ぎに】注意してください

いや、ちょっと違いますね。
「【触らないなら】、むしろ【見ないで】ください」とお伝えした方が良いかもしれません。
いえいえ、スケベな話ではありませんよ。
会員様各位の株式投資の「スタンス」のお話です。

ちょっと長くなりそうなので、土日にゆっくりご覧になってください。

「●●を700円で100株打診買いしたんですけど、今日は10円安です。ど~したら良いですか?」
そのお気持ち、充分お察し致します。
でも、正直なところ、これは「変」だと思います。

まず、「打診買い」という部分について。
「買ってみた」という点は充分に理解できるのですが、「100株」という点は厳密に言うと「打診」にはあたらないと考えます。

例えば、ワインのテイスティングや日本酒の「利き酒」を想像してみてください。
1口だけ口にして、そのワインや日本酒の魅力や価値を見極め、惚れ込んで即「まとめて購入」なさるという方は多く無いハズです。
「ソムリエ」のような、いわゆる「プロ」の方々ならいざ知らず、ごくごく一般的な消費者にとって、単なる少量の「利き酒」だけで、お酒の価値を見極める事は非常に困難な事でしょう。

となると、本当に「ご自身の好みに合ったものかどうか」を見極める為には、
「一口」や「一回」の「試飲」ではなく、何度か、それもシチュエーションや環境を変えたうえで、試してみる事が必要となります。
温めたり、冷やしたり、常温で試したり、おつまみとの相性を試したり・・。
これこそが「打診」です。

株式投資に置き換えるのであれば、最小株数である100株を、例えば3日間くらいに分けて、計300株ほど買ってみる事が「打診買い」にあたると思っています。
会員様各位、これ、意外とご認識されてなかったのではないでしょうか?

証券業界においては、この打診買いという行為を、「聞いてみる(相場に聞いてみる)」もしくは「触ってみる」と言います。
ファンダメンタルと呼ばれる、業績面やバリュエーションのチェック、テクニカル面のチャート分析、需給動向の検証等を経て、投資シナリオという「予定」を立てて、実際に「売買に着手」する事こそが、聞いてみる、触ってみる事になるわけです。

聞いてみたら、触ってみたら、想定以上に買い方の勢いが強いとか、想定上に売り物が出続けるとか、「見ているだけ」、「想定しているだけ」ではわからなかった事が、「体感・実感」できるわけです。

ですから、「打診」は、「期待」や「思い込み」や「思い入れ」といった恣意性は排除して、むしろ、「単純に」、「機械的」に、「考え過ぎずに」行う方がベターです。

打診買いの段階から、株価推移を「血眼」になって凝視し続けてしまう、つまり、「見過ぎて」しまうと、せっかくの「打診」による判断の「確度」が「曇って」しまいがちです。
「見過ぎて」しまうと、期待や思い込みや欲が邪魔して、「打診」にならなくなってしまうわけですね。

一方で、投資金額のご予算等の都合により、「打診買いは100株のみと決めている」という会員様もいらっしゃる事でしょう。
この点もお察し致します。
ただし、100株で打診買いを完了なされたのであれば、少なくとも株価が、上下いずれかに「7%程度」動いてからでなければ、次の投資行動に出るタイミングでは無く、かつ、その銘柄に「方向性が出た」とも言い難く、ゆえに、投資判断や取り組み方針を変更する「要因」とはなりえないと見ます。

この「7%程度」という「モノサシ」に理論的かつ明確な根拠はありませんが、
「おおまかな目安」として、1日の値動きが7%を超えると「急な値動き」と捉えられる事が多く、逆説的に1%や2%の値動きは「単なる値ブレ」の範囲内と受け止めるべきでありましょう。
28000円の日経平均が、「1日で」280円上昇して28280円となっても、この値幅だけで「方向性が出た」とは言えないわけです。

株価が1000円近辺の銘柄を仮に1000円で「打診買い」したのであれば、次に投資行動を取るべきポイント、もしくは投資判断やお取り組み方針の変更をも考慮するポイントは、1070円に上昇した際か、930円に下落した際、という事になります。

という事は、はい、そうです。
700円で買った銘柄が10円上がっても10円下がっても、それは単なる「値ブレ」に過ぎないと見ます。
「ど~すれば良いか?」
何もアクションを取っていただく必要は無いと考えます。
「現状維持」です。
「追加で」聞いてみる、触ってみる必要も無いと考えます。

前述のように、「見過ぎてしまう」と、どうしても、期待や思い込みや欲が邪魔して、聞いてみたり、触ってみたりしたくなってしまいがちです。
ですから、「見過ぎない」ようにご留意ください。

いえ、むしろ、「見ないでください」。
そうです。
皆様に代わって、私どもが、毎日、常に、眼を皿のようにして、弊社の推奨銘柄のどんな小さな動きをも注視しています。
会員様各位は、フォローメール等で、「利食い売りしましょう!」とか、「買い直しを狙いましょう」とか、「買い増ししましょう」とか、弊社からのご助言・ご提言をお待ちいただくだけで充分かと存じます。

はい、「ウォッチ」は皆様のお仕事では無く、私達の「仕事」です。
お任せください!



執筆者:木村泰章

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