株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2023-02-20 17:00:00

アナリスト木村の銘柄研究部

あなた様の投資マインドこそが株価を決める:投資ご予算30万円の投資手法

「投資は余資で」というのが鉄則ですが、「キレイ事」を申し上げるつもりはありません。
「資産形成ステージ」に挑まれている個人投資家様に「余資」なんて無い、というのが実情でありましょう。
投資ご予算は30万円しかないけど、なんとか、その30万円を減らさないように増やしたい、とお考えの個人投資家様の方が圧倒的に多い印象です。
ただ、これは「投資」というより、タイミング重視の「投機」に近い行動と申し上げざるを得ません。

株価が2900円の銘柄を100株買うと、手数料を考慮しないと(以降手数料や譲渡益税等は勘案しません)、29万円のご投資に相当します。
仮に、思惑通りに株価が上昇せず、2500円まで下落したとしても、追加の投資行動を取る事は叶わず、株価の切り返しを待ち続ける以外に選択肢は無くなってしまいます。

一方で、株価が970円程度の銘柄ならば、300株買う事ができます。
最初に打診買いで100株@970円で買い、仮に900円割れまで下落して920円に切り返した際に100株@920円で買い増し、990円まで上伸した際に更に100株@990円で買うと、300株@960円で買い仕込みが完了し、990円で既に9000円ほどの評価益も出ている計算となりましょう。

これ、至極アタリマエの話でありながら、実は、キチンとご認識いただいていなかったり、失念されていた個人投資家様は少なく無いように思います。
上掲のように、30万円の投資手法を「勘違い」したままだと、利益が出ないばかりか、評価損を抱えてご辛抱いただく時間ばかりが長引いてしまう事につながりかねません。

そこで、今一度会員様各位に、こんな風にご提言申し上げたいと存じます。

「常に株価X3の投資予算をご用意いただく」
「株価X3が可能な銘柄こそを投資対象とする」
言い換えると、例えば、30万円のご投資予算であれば、30万円÷3で10万円、
ゆえに、投資対象の銘柄の株価水準は1000円未満が望ましい(1000円未満X100株<10万円)、という事になります。

100万円のご投資予算であれば、上掲の30万円ご投資の単純に3.3倍とお考えください。
ゆえに、投資対象となる銘柄の株価は3300円未満、もしくは、打診買いステージでも33万円相当までは株数を増やせる事になります。
仮に株価が970円程度の銘柄ならば、最初から300株@970円の打診買いでも理論上は「妥当」です。

株価推移の「イメージトレーニング」に加え、会員様各位にご提言したいのが、「期待リターン」のイメージトレーニングです。
例えば、株価が970円の銘柄が、13%ほどの上昇での1100円まで買われたとしても、保有株数が100株だけであれば、評価益は13,000円に過ぎません。
同様に、株価2900円の銘柄が、3200円まで上伸しても、保有株数が100株だけであれば、30,000円の評価益にしかなりません。

株価は概ね1日で7%を超える上昇となると「大幅上昇」とされる事が多く、
株価は大幅上昇したのに、「大して儲かっていない」とお感じになるやもしれません。
しかしながら、理論上は、1日で7%超の評価益が出れば、「運用」上は上出来なのです。
銀行の普通預金の利率が年10%を超えれば、個人投資家の株式投資離れが進むとの指摘もあり、となると、年間のリターンが20%にも達すれば、投資・運用としては「成功」の部類に入ると申し上げて宜しいでしょう。

これを「たかが20%」とお考えになるのであれば、結局のところ、投資額自体を増やさなければ、満足のいく投資成果は得られない事になります。
なぜならば、個人投資家の皆様の期待リターンの根幹は、「利幅」であって「利率」では無い傾向が強い為です。
一方で、投資額の増大は、リスク資産への投資額の増大ですから、結局のところ「高リスク」という投資になってしまう事でしょう。

「30万円の投資資産を1年間で100万円にしたい」というのは、理論上決して不可能ではないものの、その「達成確率」は非常に低い事は会員様各位が既にご認識いただいているとおりです。
上掲の例になぞって試算すれば、30万円のご投資が、1年間で36万円になれば「成功」なのですから、株式投資の「一般的な」期待リターンは「20%増えれば御の字」という事になります。
30万円のご投資ならば年間で6万円儲かれば「上出来」という事を、なんとなくでもご認識いただく必要があるわけです。

さて、
東京証券取引所が先日公開した資料によると、2022年の調査結果として、グロース市場における個人投資家(含むその他)の売買占有率は54.4%と、過半数に達していました(P15)。
外国法人等の38.4%をも上回っております。
スタンダード市場における売買占有率は44.3%と、こちらも外国法人等の44.4%とほぼ同等でした。
https://www.jpx.co.jp/equities/improvements/follow-up/nlsgeu000006gevo-att/cg27su00000012af.pdf

はい、個人投資家様の存在感は着実に増しています。
という事は、なによりも、会員様各位お一人お一人の投資行動が、もっと言うならば、皆様の「マインド・センチメント」が、グロース市場全体にも個別銘柄の値動きにも、如実に影響を与える可能性が高まっているわけです。

会員様各位が保有なさっている銘柄群に、自信を持って強気でいれば、それが株価の上昇につながりましょうし、疑心暗鬼となって弱気に転ずれば、それが株価が下向く要因のひとつとなりかねません。

私共、あすなろ投資顧問は、会員様各位の不安心理を取り除く為に、銘柄相談の対応やフォローメールの配信、さらには全体相場フォロー等を機動的に行い、実現可能な投資シナリオと共に、上昇が見込める銘柄選択の「確度」を上げ、皆様の株式投資のお手伝いをさせていただく事を、あらためて強く認識し直している次第です。

グロース市場の売買占有率が5割超にも達する全ての個人投資家様のうち、あすなろをご利用いただき、私共のご助言を基に株式投資にお臨みいただく方々を着実に増やし、投資助言というフィールドでの存在感とシェアを引き上げ、何よりも会員様各位の投資成果に貢献する事で、皆様からの信頼感を積み上げてまいりたいと存じます。

まとめましょう。
「個人投資家様の存在感は着実に増している」
「ゆえに個人投資家様お一人お一人の投資マインド・センチメントが株価形成に影響を及ぼす可能性が高まっている」
「期待リターンとリスクを認識し、リスク許容度から最良と思える投資予算と投資対象選択を目指す」
「心理面な不安を払しょくする為にも、あすなろの助言を活用する」

あなた様の投資マインド・センチメントこそが株価を決める可能性が高まっているからこそ、会員様各位お一人お一人に、今一度、株式投資に臨まれる際の「基本姿勢」を再確認していただきたい、と存じます。


執筆:木村泰章


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 私のコラムで紹介した銘柄
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◆円谷フィールズ(2767)
当コラムで初めてご紹介したのが昨年の3月30日で当時の株価は929円!
2回目のご紹介は昨年の10月8日で株価は1828円でした。
本日は一時高値4140円を付けました。
おめでとうございます!

◆小糸製作所(7276)
自動車部品の王道!
当コラムでご紹介した当時の株価は2000円ちょっと。
本日は一時2300円台に進みました。

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 単発スポット銘柄の見解
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◆≪木村ゴールド会員銘柄(****)≫
切り返し基調に出来高増加傾向が、週を跨いで継続中です。
今週中にも再度●●●●円チャレンジか。

◆≪木村泰章のキャッシュキング銘柄(****)≫
決算発表後に想定外の下落に見舞われましたが、切り返し基調に転じ始めました。
買い直し・買い増しの好機が近付きあると見ます。

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