ヤッパ半導体関連銘柄
半導体製造における消耗品を扱うメーカー。「プローブカード」というテスト部品のことだ。ダイシングする前の、シリコンウエハーの表面上にスパッタリングが施された非酸化状態の物質に対してのテスター。今後半導体の性能が向上するにつれ、スパッタリングの材料等も大きく変化してこよう。そしてそれがしっかり機能するか検査する消耗品の「プローブカード」の需要は更に増してくる可能性がある。期待の半導体関連銘柄である。PBR0.7倍台(執筆時の水準)という割安感も魅力に感じる。
2/8発表の3Q決算における経常利益は25.36億円。市場予想は22.80億円だったことから、彼らの期待には応えた形であろう。前期は繁忙期であったことから、減益での着地には仕方がない面も。何せ、今期に入ってからの半導体の供給は細っているし、クルマ向けの半導体を中心にここまでの業績を上げたのは素直に評価したい。今期は恐らく生産調整で厳しい状況が続くだろうが、再び市場予想を超えるような利益が計上できれば株高の材料にもなりそう。
株価は今年1/4の安値1304円から、「ウサギのようなジャンプで」3/9に高値1608円をマーク。レジスタンスラインであった200日移動平均線も難なくクリアーしていることを鑑みると、年初頃の半導体関連銘柄に対する市場の温度感が計れる。過熱感が冷まされる形で再び200日線の下に沈み込んだが、クルマ向け半導体の供給増や、上海からのビジネス増を期待したマネーの流入で再び「兎跳ねる」ような上昇が見込まれよう。
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