エンプラス(6961)のストップ高に違和感を感じる
昨日は朝方から買いを集めて、株価は午前中にストップ高水準に達し、ストップ高張り付きのまま1日の取引を終了しました。
確かに同社は半導体事業を手掛けており、前期はセグメント別としては過去最高の売上高を記録しています。
しかしながら、4月末の前期本決算発表時に、今期の大幅な営業減益計画が示された事から、5月1日の株価は大幅安となりました。
そこからの切り返しは、同社固有の要因ではなく、全体相場の上値追いという外部要因の恩恵を受けたという印象であり、
半導体関連銘柄としての物色対象としても、決して優先順位的には上位とは思えず、さらには、ストップ高まで買われるほどの材料が出ていない事からも、明らかな「過剰反応」と見ます。
半導体関連銘柄だから、という短絡的な発想による飛び付き買いには警鐘を鳴らしたいと存じます。
執筆:木村泰章
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