「プライム落ち!?」関連銘柄
工業炉メーカー。ガス使用量が削減できる『真空熱処理炉(真空炉)』はカーボンニュートラルの時代の今、各メーカーからの引き合いが強くなりそうだ。新車は挽回生産がそろそろ本格化しそうな勢い。4月の国内新車販売台数は前年同月比16.7%増と勢い盛ん。今後はクルマメーカーからの真空炉需要増を追い風に好業績を記録、ひいては株高に繋がろう。
今期の経常利益は増益見通し、また年間配当は増配方針と業績は好調な模様。受注高は約325億円で前期は着地したものの、今期は16%増の390億円予想で、事業環境に追い風が吹いてきたようだ。半導体部材向けが多いということで、関連がある電子部品やクルマ、エレクトロニクス関連にも受注の獲得が進みそう。
5/26発表の「上場維持基準の適合に向けた計画書」によると、「流通株式時価総額」の基準を充たしていない(2023年3月末時点)。業績は堅調なため、流動性を向上させるような施策を行う原資は充分であろう。株高材料としても意識されそうであり、5月初旬から上放れしてきた株価に弾みをつけそうである。2000円台での値固めが済んだところでインするスタンスも一考だ。
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