株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2016-08-05 09:00:00

銘柄アカデミー あすなろ校

銘柄アカデミー あすなろ校 「国債先物市場の急落について」

コラム「銘柄アカデミー あすなろ校」Vol.18
     〜 国債先物市場の急落について 〜

皆さん、おはようございます。

今回は『債券市場』について考えてみたいと思います。
私は最近、株式投資において密接な関係のある債券市場の動きが気になっています。

《マーケット編》
◆怒涛のイベントラッシュと夏枯れ相場

8月は「夏枯れ相場」とよく言われます。

夏枯れ相場とは…お盆の閑散相場といって、個人投資家などがお盆休みで投資を控えるため、
買いが衰えて下がる傾向にあること。

一方で、「閑散に売りなし」という相場格言も聞きますね。

市場参加者が少ないと、一向に上がる気配がなく弱気が市場に満ちてくる。
そこにつけ込んで、わざと売ってくる人もあって、相場は下げ歩調となります。

しかし、相場自体の趨勢として下げたわけではなく、いわば人為的に売り叩いた結果としての
下げだから、いったん売り物が一巡すると急激に反騰することが多いんですよね。

スポンジのように圧力を加えられたものが一度収縮するのですが、反動で元通りになる。
そうすると、長い保合い期間を我慢していた投資家が一斉に買って出る。

さらには売り込んだ人も買い戻すということで、思わぬ上昇相場が出現する。

まさに夏相場はこの時期特有のマーケット構造であると言えますから、アノマリーとして
極めて根強い支持を集めていると言えます。

今週のイチ押し銘柄も【あすなろ特急】というキャンペーンで、この時期ならではの
大相場を演じる銘柄を皆さまにお届けできるといいなと考えています。

さて、掲題の件ですが、

これは日銀の“政策限界説”に基づいたものなのか7/27高値を起点に、
これまで上昇基調だった国債先物が急落しました。

この動きは非常に嫌ですね。この下げ幅は普通ではありません。
かなり注意が必要なように思います。

2003年の「VARショック」を思い出させる動きともいえるかもしれません。

現状で価格下落(=利回り上昇)となれば、国債のポジションは痛みますし、
金利上昇で想定外のことが起きる可能性があります。

特に銀行は国債を大量に保有しています。
ポートフォリオのダメージが悪い方向に出る可能性があります。

最近の銀行株は、日銀会合後にマイナス金利の深堀がないのであれば、銀行株や保険株は
上昇しやすくなります。事実、29日の市場では、メガバンク株や保険株が急上昇しました。

ただし、今回のような債券市場の動きが再び下値を探るような展開となれば、
金融機関の株式は全般的に下げる可能性もあるでしょう。

たしかに、今週は業績の良い優等生銘柄が売られ、業績が悪くても割安面が見いだせる
劣等生銘柄(言葉は悪いですが…)が買われるなどの動きが出ています。

これまでとは質の違うリスクオフの動きになる可能性は常にあります。

どうしても今は日銀のETF買い入れ増額を追い風とした強気と、様々なリスク要因に備えながらの
神経質な売買になってしまいますね。

リスクを抑えるために期間を短くして突発的な暴落を回避するというのも一手だと思います。

弊社としても今月の銘柄選定は慎重を期して、

短期で利益確定が狙えそうな銘柄に絞ってご紹介させていただこうと話しておりました。

今回はまさにその第一弾【あすなろ特急】銘柄をオススメさせていただいておりますので、

ご興味がある方、銘柄イメージを知りたい方は

どんどんお問い合わせください♪

それでは、また来週もよろしくお願いします。



執筆:加藤あきら


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