安値圏から切り返す銘柄3選
愛知県を中心にビジネスホテル事業を展開。
先週発表の3Q累計決算では、インバウンド需要をけん引役に、売上高、営業利益、経常利益、四半期純利益がいずれも3Q累計期間で過去最高を更新。足元では中国の春節、今後は春の大阪万博や京都市が最高1万円の宿泊税を来年にも導入する方針など、期待材料は多い。また、期末配当は創立10周年の記念配当の実施があり、前期比4円増配の20円を予定。株価は1600円の回復で踊り場を迎えている。
リプロセル(4978)
iPS細胞関連のバイオベンチャー。
米バイオベンチャーのGameto社がリプロセルの臨床用iPS細胞を活用して開発中の卵子の体外成熟技術において、米国食品医薬品局(FDA)からIND(治験届出)クリアランスを取得したことを発表。これにより、リプロセルの臨床用iPS細胞が米国における第3相臨床試験に初めて使用されることにる。この技術は不妊治療の迅速化や安全性向上、利便性の高い治療が期待されており、バイオ株ならではの材料で前場急騰。200日線を大きく上抜けており短期的に注目。
バルミューダ(6612)
デザイン性の高い扇風機や調理家電を展開。
バルミューダフォン事業の失敗などで大幅な業績赤字となったが、今2024年12月期は黒転見込み。新製品のMoonKettle(電気ケトル)ではグローバルに照準を当て、まずは韓国での販売を開始したほか、アメリカでも順次販売を予定している。日本の緑茶や抹茶はインバウンド人気も高く、世界的なお茶文化の流行とケトルのデザイン性の高さからも需要期待は高いと見る。株価は安値圏から切り返しの動き。
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