全体フォロー:外国人投資家による4月の日本株買いアノマリー
ここを買い場と見る根拠と、薄く広く横展開というお取り組みスタンスをご説明申し上げました。
(※【社長レター】はお得意様限定配信となります。)
その中でも言及させていただいた外国人投資家の、「4月から買い直しモードを強めてくる可能性」を、季節性アノマリーと共に、もうちょっと解説してみたいと思います。
まずは、論より証拠。
過去10年間の外国人投資家の4月の売買動向を確認して見ましょう。
外国人投資家は、コロナ禍の2020年を除き毎年日本株を買い越してきた事をご確認ください。
単位は100万円(+は買い越し、-は売り越しを示す)
・2015-04 月計 +1,549,973
・2016-04 月計 +860,417
・2017-04 月計 +913,915
・2018-04 月計 +208,887
・2019-04 月計 +1,605,599
・2020-04 月計 -744,213
・2021-04 月計 +405,621
・2022-04 月計 +1,161,579
・2023-04 月計 +2,311,319
・2024-04 月計 +1,575,677
一般的に、この季節性アノマリーは、例年、年初(1~3月)に米国株が上昇しやすい事により、相対比較で出遅れ感が強まる日本株が着目される傾向があったものと考えられています。
今年は年初来S&P500が下落していますが、米国には景気後退懸念がくすぶる為に、やはり日本株への関心は相対的に強まるものと見ます。
直近、2025年3月第3週(3月17日~3月21日)の主体別売買動向では外国人投資家が5週ぶりに買い越しに転じました。
市場別で見てみると、外国人投資家による日本株の買い越しは、大型株のみに留まらず、中小型株にも及んでいる事が窺えます。
・プライム市場:約2272億円買い越し
・スタンダード市場:219億円買い越し
・グロース市場:116億円買い越し
某国内大手証券は、中小型株の投資判断をオーバーウエイトへ引き上げました。
『トランプ関税の行方が不透明で、外需大型株を手掛けにくいので、消去法的に中小型株が買われている』と指摘しています。
あすなろが従前からお伝えしてきた資金シフトシナリオどおりです。
中小型成長株群が中心の、あすなろの有料推奨銘柄群は、株数は「薄く」、銘柄数は「広く」HOLDしておくスタンスで、全体相場のセンチメント改善と共に、底上げの展開となる事を狙ってまいりましょう。
既に保有なさっている銘柄の、値ごろ感からの買い増しは「御法度」ですから、お控えください。
無料新着記事
-
【第3話】実りの季節
スペシャル無料コラム
(2025/04/01 17:00)
-
【最終話】個人投資家様のために
スペシャル無料コラム
(2025/04/01 17:00)
-
【続編】億男Wの成り上り列伝
スペシャル無料コラム
(2025/04/01 17:00)
-
「【銘柄ヒント】本社移転記念銘柄を公開します」
あすなろ動画【ASUNARO CLUB】
(2025/04/01 17:00)
-
先回り成功!億男Wのリスモン(3768)が逆行高!
あすなろレポート〈夜版〉
(2025/04/01 17:00)