虎視眈々と狙ってまいりましょう
【市場の現状と見通し】
足元の市場は、不安定な動きが続いています。米国の保護主義的な通商政策に加え、世界的な需要の減退も影響し、米供給管理協会(ISM)が1日に発表した3月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.0に低下しました。これは3カ月ぶりに、景況感の分かれ目とされる50を下回った結果となります。
また、アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は4日、トランプ政権が打ち出す関税の引き上げについて、「予想よりも大幅に規模が大きい」との認識を示しました。一方で、足元の経済はなお良好な状態にあるとし、利下げについては急がず、慎重に金融政策を判断していく考えを強調しています。
日本側も動きを見せています。石破総理は今週中にもトランプ大統領と電話会談を行いたい意向を示しており、関税に対する歩み寄りの可能性を模索しているものと見られます。
【投資戦略】
・市場にはネガティブなニュースやSNSの書き込みが溢れていますが、これらに惑わされず、ファクトに基づいた感情に流されない冷静な判断を心掛けましょう。
・価格が下がっているからといって、闇雲に買いに走るのは危険です。企業のファンダメンタルズや市場の動向をしっかりと分析した上で、エントリーポイントを見極めることが重要です。
・外需依存の企業が影響を受ける中、内需主導の企業は相対的に安定した業績を維持すると考えます。特に中小型株は、政策保有株の売却圧力が小さいため、投資妙味があると考えられます。
【テクニカル分析の視点】
押さえておきたい主な日経平均株価指数の節目は以下の通りです。
・2024年8月の安値:31458円
・60ヵ月移動平均線:30658.29円
・84ヵ月移動平均線:28094.68円
【アク抜けのシグナルになりうる】
大阪証券取引所は7日午前8時45分、日経平均先物やTOPIX先物の取引を一時中断する「サーキットブレーカー」を発動しました。これは、昨年8月の急落相場以来の発動となります。
過去の例を振り返ると、サーキットブレーカーの発動は、相場における「アク抜け」のシグナルとなるケースも見られました。市場が一度大きく振られた後には、徐々に落ち着きを取り戻し、反発の動きへと転じる場面が出てくる可能性もあります。
今週は、下値を模索する流れの中で、反転のきっかけを探る、忙しい一週間となりそうです。こうした局面では、目先の値動きに一喜一憂せず、冷静に状況を見極めてまりましょう。
【まとめ】
過去の市場下落局面においても、冷静な判断と戦略的な投資行動によって、多くの投資家が成果を手にしてきました。現在の市場環境も、慎重でありながら前向きな姿勢で臨むことで、新たなチャンスを見出せる場面と考えます。
ポジションが重く、不安を感じている方は、ぜひ【無料銘柄相談】をご活用ください。個別に状況を整理しながら、次の一手を一緒に探ることができます。
投資の世界は、日々変化を続けています。だからこそ、信頼できる情報と冷静な判断力を持つことが、波を乗り越える鍵になります。
今週は金曜日にオプションSQを控えており、目先の下値を確認する局面になる可能性があります。相場は一時的に荒れることも想定されますが、そのなかにこそ、チャンスが隠れているものです。過去の相場がそれを物語っています。
今はまだ、空が曇って見えるかもしれませんが、「やまない雨はない」。全体相場の切り返しのタイミングを、虎視眈々と狙ってまいりましょう。
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