株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

(一社) 人工知能学会:18801(公社)日本証券アナリスト協会:01159

あすなろ投資顧問

2016-10-08 09:00:00

元外資系金融マンのこぼれ話し

元外資系金融マンのこぼれ話 「 風 林 火 山 」

写真

【10/8】元外資系金融マンのこぼれ話 〜風林火山〜

今週もお取り組みお疲れ様でした。

10月に入り相場の雰囲気もガラリと空気を変えてきたようですね。

為替市場ではこの5日間でドル円が101円から104円まで急速に円安が進んできました。

地合いが改善してきたおかげで出遅れセクターのエネルギー・資源株や銀行・保険などの金融株は相対的に良いパフォーマンスを出してました。

おそらくこの相場環境で投資家全員が思うことだと思いますが、

?業績好調企業の順張りが良いのか?

?悪材料出し尽くした企業の逆張りが良いのか?

それとも、

?日銀やGPIF買いが期待できる大型株が良いのか?

?個人投資家が中心になる中小型株が良いのか?

はたまた、

?米国経済好調で資金いっぱい買っておくのが良いのか?

?中国の不動産バブル崩壊や欧州の金融システムリスクを考えて
売っておくのが良いのか?

選択肢があり過ぎていろいろ迷うと思うのです。

それぞれの思惑に当てはまりそうな銘柄は最後に取り上げてみたいと思います。

あすなろをご利用されている会員様も本当に様々いらっしゃって、

中には投資歴が20年も30年もあったり、

保有銘柄が30〜50以上、中には100近くあるような資産家の方までいらっしゃるようです。

あすなろではただいま【アクティブセレクト】という単発スポット銘柄キャンペーンを

実施しているのですが、

あすなろのアナリストが分析した【極撰銘柄】の提供だけではなく、

今現在保有中の銘柄も相談していただける人気の企画になっています。

以前にも同様のキャンペーンを実施したことがあるのですが、

あまりにも人気で、特に銘柄の相談に大変多くの声をお寄せいただきました。

そこで今回【第二弾】に踏みきったわけですが、

早々に前回の相談件数を上回るペースでその反響の大きさに驚かされます。

私自身も相談銘柄の分析やそのご返信を担当させていただくのですが、

その中で会員様のお悩みはほとんど共通しているように思います。

これからどんな銘柄が良いのか?

何年も前に保有した銘柄の先行きはどうなのか?

あすなろで紹介した銘柄情報を見たけど、いつ買っていつ売るのが良いのか?

集約して大別するとだいたいこのパターンに絞られます。

普段目にしないような銘柄や数十年前にIPOしてずっと保有されている銘柄など

その銘柄毎の投資ストーリーを伺うと

少しだけ会員様と近づけたような気がして嬉しくなります。

私は機関投資家ではありませんが、この『投資ストーリー』は大事にしています。

分析面ではテクニカル指標なども多く活用しますし、

投資顧問なので投機家のようなタイミング売買が得意みたいな印象があるかと思いますが、

推奨銘柄のレポートを作成している時にも、できるだけ買うべき理由、今後の展望や可能性など多くの材料を盛り込むようにしているつもりです。

時には「お問い合わせ」で銘柄レポートのココが分からなかったよ。とか、

どうしてこういう筋書きになるの?といったような純粋な疑問も出てくるかと思いますので、

気兼ねなくご意見をお寄せください。

紙幅の関係上書ききれなかったり、書き足りないと思うこともありますので。(笑)

そんな『投資ストーリー』にご賛同いただいて

実際に投資されると思いますが、買いポジションを持った後はまた不安になりますよね?

国債や社債と違って株式ですから日頃の上下が気になりますからね。

正直言えば私自身も気になっています。(笑)

そんな時は戦国武将の武田信玄が旗印にした

「疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山」を思い出します。

疾(はや)きこと風の如く、
徐(しず)かなること林の如く、
侵掠(しんりゃく)すること火の如く、
動かざること山の如し

とあまりにも有名な言葉ですが、

株式市場の値動きにも似たところがあると思いませんか?

急に出来高を集めて動き出し、一旦沈静化して落ち着いたかと思うと、

本腰を入れた買いを集めて大きく上昇し始める。

投資家として大事な部分は最後の『動かざること山の如し』です。

先ほどの『投資ストーリー』がきちんと確立していれば、

自分がその銘柄を買った理由が明確になり、

日々の株価動向に一喜一憂せず、

その『投資ストーリー』が前提としている外部環境の変化や事業内容の変化等が無い限り、

一貫したスタンスを持つことが『動かざること山の如し』だと思うのです。

ただし、その前提が崩れた場合は素早く方向転換する必要があり、資産を守るために行うのがロスカットであったり、ヘッジ売りだったりするわけですね。

このときも新たに投資を始めることと同じですので、『疾(はや)きこと風の如く』でなければならないわけです。

その緩急に慣れてくると同じ銘柄に取り組んでいるのに勝てる人と勝てない人がいて、

その勝ち組に近づけるということなんだと思います。

では、最後に先ほどの思惑銘柄ですが、

?業績好調企業の順張りが良いのか?
⇒TOKYOBASE(3415)、チャームケアC(6062)、ダブル・スコープ(6619)

?悪材料出し尽くした企業の逆張りが良いのか?
⇒USEN(4842)、シグマクシス(6088)、メディアドゥ(3678)、キーウェアソリューションズ(3799)

?日銀やGPIF買いが期待できる大型株が良いのか?
⇒日立建機(6305)、千代田化工建(6366)、オークマ(6103)、ヤマハ(7951)、

太陽誘電(6976)、東邦亜鉛(5707)、日本化薬(4272)、宝HD(2531)など

?個人投資家が中心になる中小型株が良いのか?
⇒モジュレ(3043)、省電舎(1711)、不二精機(6400)、ファステップス(2338)、

北日本紡績(3409)、IPS(4335)、川上塗料(4616)

?米国経済好調で資金いっぱいまで買っておくのが良いのか?
⇒ブイ・テクノロジー(7717)、NEXT FUNDSエネルギー資源(1618)、ニューフレアテクノロジー(6256)

?中国の不動産バブル崩壊や欧州の金融システムリスクを考えて
売っておくのが良いのか?
⇒セプテーニHD(4293)、オープンハウス(3288)、大成建設(1801)、キャリアデザインセンター(2410)

そして、10月未だに『動かざること山の如し』の日銀ですが、

現在の日銀の現行買い入れルールだと、
日経連動型・・・54.3%
TOPIX連動型・・・41.3%
JPX型・・・4.4%
となっており、仮に日銀がTOPIX型の買い入れ比率を6割まで引き上げるとすると需給インパクトは低下しますが、これまでにインパクトの強い影響を受けた銘柄が引き続き高いパフォーマンスを出すと思われます。

さらにTOPIX型ETFの買い入れ比率が引き上げられた場合の需給インパクトを強く受ける銘柄には中小型株も入ってきますので、追記しておきますね。

インプレスHD(9479)、アルテック(9972)、早稲田アカデミー(4718)、オルトプラス(3672)、サンヨーホームズ(1420)あたりでしょうか。

市場は思い通りには動いてはくれないかと思いますが、

『投資ストーリー』と『風林火山』で10月の日本市場は攻略できるかと思っています。

繰り返しになりますが、銘柄や売買タイミング、これからの投資戦略について

少しでも迷いがありましたら是非ご連絡くださいませ。

そんな会員様の声をあすなろは心待ちにしております。


【 相 場 の 格 言 】
自らを知らざれば株式投資は高くつく


それでは、来週も会員様の喜びの声が聞けることを楽しみにしています。


執筆:加藤あきら


無料新着記事

記事一覧へ

今ご登録で特典5銘柄+大石銘柄+5000ptをプレゼント!

今すぐ無料登録 クリック