イー・ガーディアン（6050）

同社は総合ネットセキュリティ企業で、オンラインゲームやソーシャルアプリのカスタマーサポート、デバッグ、セキュリティ対策など、ゲーム運営に必要な多岐にわたるサービスを提供している。​

特に、クラウドゲームやNFTゲームといった新興分野にも対応しており、「NFTゲームサポート」や、ゲーム業界向けのチャットボットソリューション「G-Bot」に関する需要増加が期待されよう。

一方、SNS監視事業においては、企業のブランド保護やリスクマネジメントを支援する多様なサービスを提供している。​同社の「SNSリスク即時検知サービス」では、24時間365日体制で監視を行い、炎上や風評被害のリスク投稿を検知後10分以内に報告する体制を整えている。 ​

このサービスは、AIと人の目視を組み合わせる事で高精度な監視を実現しており、情報漏えいや内部告発、誹謗中傷、クレームなどのリスク投稿を早期に発見し、企業の迅速な対応を可能にする事から、今後も幅広い企業からの需要増加が期待されよう。

今期1Q(24年10月-12月)の連結経常利益は前年同期比4.8％増の4.1億円に伸び、上期計画の7.8億円に対する進捗率は52.7％に達している。
5月12日に予定されている今中間期決算発表でも業績好調推移が確認されるものと推察する。

AI分析のXENOによると、同社の5年後の営業利益は、直近5年間の平均と比較して61.99％の増益と予測され、その増益要因として、EC利用拡大によるカスタマーサポート需要増加や、AI利用拡大による画像認識システム需要増加を挙げている。

株価は全体相場のリスクオフ局面から、いち早く切り返しに転じて、200日・75日・25日移動平均線を全て上回り始めた。
新たに上昇トレンドが形成される初動段階と見て注目したい。