日本株にとって次なる好シナリオは中国景気回復と見る
直接的な要因は、物価高によって個人消費が落ち込んだ事です。
しかしながら、このGDP速報の内容は、概ね、事前から投資家や市場関係者の間で、想定されている内容でした。
つまり、ネガティブサプライズとなるほどのインパクトは無く、既に「織り込み済み」と認識されて、株式相場に与える影響は限定的でした。
5月19日には、5月のロイター短観(調査期間5月7日-16日)が発表されました。
日銀短観との相関性が高い事から、日本経済の温度感を知るうえで、毎月注目されている経済指標のひとつです。
製造業DIは+8(4月は+9)と小幅に低下し、非製造業DIは+30(4月は+30)と前月から横ばいの結果となりました。
製造業のセクター別DIは、輸送用機器(+9→+25)、精密機器・その他製造(+31→+40)が上昇した一方、金属・機械(+17→+9)、電機(-6→-18)は低下となりました。
電機のDIは電子部品の出荷・在庫バランスの悪化などを背景に、マイナス圏での推移が続いた一方で、強かった輸送用機器は、3か月先の低下が見込まれており、製造業全体の先行きDIは、足元+8が先行き+7へと小幅に低下する予想となっています。
調査対象の企業からのコメントには、米国通商政策を受けた、国内設備投資の延期・凍結を景況感の悪化要因として指摘する向きや、米国関税政策による国際貨物輸送の停滞懸念、などが散見されましたが、この点に驚きはありません。
むしろ、個人的に驚きだったのは、調査期間中に発表された米中関税の引き下げによる、中国経済の改善期待に着目する企業のコメントが「ほとんど無かった」点です。
となりますと、やや希望的観測も含む点はご容赦いただくとして、中国経済の影響が及びやすく、低下が見込まれている3か月先の製造業全般のDIも、想定ほど悪化せずに、むしろ、プラス転換してくる可能性が高いように考える次第です。
さらに、米国の関税・通商政策の悪影響ばかりを過度に悲観視していた日本は、中国の景気回復が日本経済にもたらすプラス効果を、過小評価しているような印象さえ受けます。(個人的な見解です)
そろそろ、トランプ大統領の発言に怯えるだけでは無く、中国の発する経済指標こそに期待する事の方こそが、投資家に求められるスタンスとなるものと考えます。
執筆:木村泰章
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個人的に注目している銘柄
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◆TOWA(6315)
◆ローツェ(6323)
◆ダイダン(6368)
機械セクターの中でも、半導体製造装置寄りの銘柄群は、中国経済の影響が及びやすいものと見て注目します。
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私のコラムで紹介した銘柄
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◆澁澤倉庫(9304)
昨年来の高値を更新!
足元では短期間で株価が大幅に上伸した事から一旦利益確定致しましょう。
4月11日のご紹介時からの高値騰落率28.38%。
◆池田泉州HD(8714)
昨年来の高値を更新!
ここを利確タイミングと見ます。
3月21日のご紹介時からの高値騰落率28.34%。
◆ミガロHD(5535)
ご紹介後の高値を更新。
1か月で2割超の値上がりですから利益確定を優先と致しましょう。
4月22日のご紹介時からの高値騰落率25.39%。
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単発スポット銘柄の見解
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◆≪緊急即日公開銘柄2024[第20弾]≫
第2利確ポイントが射程圏内となってきました。
利食い売りのご準備を♪
◆≪あすなろ戦隊マグナムドリーム銘柄≫
銘柄公開後の高値を更新!
新局面入りで上値追いとなる事に期待致しましょう。
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