全体フォロー:私の銘柄は上がらない…と皆さん感じていますよね?
テレビやネットニュースでは、「バブル以来の熱狂」や「日本株ついに復活」の文字が躍ります。
しかし、ふと自分の証券口座を開いてみると、自分の持ち株は、まったく上がっていない…。
このギャップに戸惑っている個人投資家は、決して少なくありません。
「いったい何が起きているのか?」
「自分の銘柄選びは間違っていたのか?」
そんなお悩みに対して、いま一度、冷静に相場を見つめ直す時間を持ってみましょう。
【売り方の買戻し、一部の銘柄が指数をけん引している】
今回の株高の主役は、はっきりしています。
これまで関税懸念により売られていた自動車、銀行株、半導体、電池、インフラ、観光関連など、世界的なテーマに直結した銘柄や、海外勢が好む大型株の買戻しが一斉に発生したことです。これにより、指数はその恩恵を受けて高騰しているのです。
これはいわば、全体が盛り上がっているというより、ショートカバーによる「部分的な祭り」とも言えます。
【なぜ持ち株が上がらないのか?】
石破首相の退陣思惑や、関税引き下げに絡み、その恩恵を受けるとされるセクターや大型株に偏って資金が向いているため、この局面で個人投資家の保有株が上がらないのは当然のことです。
銘柄の魅力はたっぷりあるにもかかわらず、今上昇していない小型株や内需株、割安株などは、売り材料が出ているわけではなく、物色が後回しにされていると言えます。
投資は「良い銘柄を持っていれば上がる」というものではありません。タイミングと市場のテーマ性が大きな影響を及ぼします。良い銘柄でも、資金の循環物色を待つ必要があるのです。
【ただ待つだけでは機会損失に繋がる。いま取るべき行動】
では、今どうすればいいのでしょうか?
資金の循環物色をただ待っているのはハッキリ言って時間が勿体ないです。
また、闇雲に「上がっている銘柄」へ乗り換えるのは、高値掴みのリスクを伴います。
ここで、取れる選択肢を3つに整理してみましょう。
① 保有銘柄の「見直し」
業績、成長性、将来のテーマ性などを再確認しましょう。
参院選の通過や関税引き下げに伴う外部環境の変化に応じて、テーマや資金の流れが合っていないなら、ポートフォリオの一部を組み替えるのも手です。
②資金効率を考え、待つ時間を有効活用する
地味でも本質的に価値がある銘柄なら、いずれ評価される日が来るかもしれません。
しかし、この波に乗らないのは機会損失に繋がりかねません。
動きの見られない保有株の一部を売却し、今が旬の他銘柄に乗り換えるのは有効な手段です。利益を獲得した後に、元の保有株を仕込み直すこともできます。
③ 小さな「テーマ投資」を始める
今から注目されるであろう分野に、資金の一部を分散して投じてみましょう。
少額でも市場全体の流れに乗ることで、気持ちも楽になってきます。
【最後に、「置き去りにされた経験」は、財産になる】
指数が史上最高値を更新する中で個別株が上がらない状況は、多くの投資家が経験する「あるある」な悩みです。重要なのは、感情的にならずに冷静に分析し、必要に応じて戦略を修正する柔軟性を持つこと。
関税引き下げのサプライズ的な影響が出ている為、今は仕方がないと割り切りましょう。
この経験こそが、今後の相場での判断力やリスク管理に活きてきます。短期的には報われなくても、長期的な視点で「投資家」としての軸を持ち続けること。
それが、指数が上がろうが下がろうが、最終的に自分の資産を増やすための最善の道です。
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