国内の株式市場は決算シーズンを迎え、投資家の視線が企業業績へと集まっています。足元では、米中関係や国内景気に不透明さが漂うことから、市場は慎重な姿勢を強めている状況です。こうした環境では、業績が振るわない企業に対する視線は一層厳しくなりつつあります。

そのような状況において、さくらインターネット（3778）への投資には慎重な姿勢が求められます。同社が発表した直近の決算資料において、当初見込まれていた収益の伸びが大きく鈍化し、通期業績予想も大幅に下方修正されているためです。

主な理由として挙げられるのは、同社が主力事業の売上予想を従来予想から大幅に引き下げていることです。具体的には、GPUインフラ関連の売上見通しを158億円から85億円へと約半減させています。短期間でこれほどの修正が行われる点に注意が必要です。

実際に第1四半期決算では、前年同期比で売上高が26.2％増と好調な印象を与えましたが、営業利益は4.57億円の赤字に転落しました。大型案件終了後に業績が急激に悪化するケースは他社にも散見されるため、投資判断には慎重な目線が必要と言えるでしょう。

以上の状況を総合的に見ますと、さくらインターネットに対する投資判断は慎重にすべきでしょう。成長期待が一時的に鈍化しており、短期的な収益改善の見通しも不透明であることから、投資のタイミングではないと思われます。

また、株価が下落したことによる「値ごろ感」からの押し目買いは特に危険でしょう。

まとめ

業績悪化に伴った暴落銘柄の押し目買いは危険と考えます。

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■本日の取り組み注意銘柄

さくらインターネット（3778）

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