全体フォロー:日本政治:首相交代劇と市場
【米国の利下げは織り込み済み・・為替市場は?】
米国の利下げ(0.25ポイント)は市場に織り込まれているように見えて、為替市場ではこれからが本番という雰囲気も漂っています。本日のドル円は朝から円高基調がさらに強まっています。この流れが輸出企業の利益圧迫や、好調だったインバウンド消費の成長ペースにブレーキをかける懸念も否めません。
ここにきて日経平均は話題の45000円にタッチ。達成感も手伝い、短期の利食い圧力が目立つタイミングと言えそうです。テクニカルを振り返ると、ボリンジャーバンド自体が拡大傾向にあり、25日移動平均線(執筆時43185円付近)が下支えとなる調整をこなしつつ、全体としては上昇トレンドを維持する流れに見えます。話は少しそれますが、バンドの拡大=トレンドの継続シグナル、というのは意外と忘れやすいポイントです。
米国では楽観的なムードも感じつつ、利下げ自体が「株価の防波堤」になるとの見方が強まっています。とはいえ、為替でドル安が先行しつつある状況を見ると、グローバルな資金の流れが「全部織り込み済み!」とは言い切れない微妙な局面とも言えるでしょう。市場の織り込みが終わったと思ったら、為替が後追いで動く…というパターンも珍しい話ではありません。
【中東問題が再燃】
先週、「億男Wの全体フォロー」でお伝えしたように、中東情勢が再び注目されています。地政学的リスクはやや短期志向の投資戦略を後押ししやすい環境です。原油価格や国際資源がからむ相場の波乱要因も続いているので、部分的な利食いをこなし、落ち着いて押し目を拾う作戦も有効かもしれません。
目先の相場イベントに右往左往しすぎず「下がった時ほど冷静に、余裕もって買いを置いておく」くらいの心持ちでいきたいところです。
この戦略を実行するには、以前からお伝えしている通り、十分な余力を残したうえで軽めのポジションを取ることが有効ということになります。
【政治の話をちょっとだけ】
ここで日米政治の話に触れたいと思います。繰り返しになりますが、トランプ氏が市場に与える影響は計り知れません。評価益が膨らんだかと思えば、“彼の一声”で一転するほどのパワーを持っています。これは市場予測を超えるインパクトといえるでしょう。
ちょうど今ごろ、トランプ大統領はメラニア夫人とともに国賓としてイギリスに到着し、ロシアとベラルーシの合同軍事演習について、私見をSNSでつぶやく準備をしているのかもしれません。
トランプ相場をうまく乗りこなすには、利食いの手は早めに用意しておきたいですね。まるでドライブで急発進に備えるような心構えが必要です。利益が出たら「よし!」と心の中でガッツポーズ、でも油断しない「投資家魂」の見せどころです。
国内では、石破茂総裁の後任を決める総裁選挙が9月22日告示、10月4日議員投票・開票の日程決定し、国策関連銘柄が注目を集めています。
あすなろでは昨年5月に【大発掘】お宝埋蔵金銘柄を公開しましたが、見事に的中し、現在では国策関連として株価がそろそろ3倍に届く水準まで上昇しています。
【最後に】
今回の相場は世界各地で不透明感が漂っていますが、日本株については、現在のモメンタムが維持できれば調整を挟みながらも安定した上昇トレンドを形成しやすい地合いだと考えています。だらだらと押す場面があっても、大きな流れはまだ前向きです。
また、先日都内で発生した局地的豪雨では大きな被害が出ました。冠水被害に見舞われた品川区にある戸越銀座商店街では、その週末にお祭りが開催され、立ち直りの早さが印象的でした。天気はすぐに変わりますが、相場にも晴れ間は必ず訪れます。まさに「笑う門には福来る」で臨みたいものですね。
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