フィードフォースグループ（7068）
デジタルマーケティング支援およびSaaSツール提供企業。
今週発表の1Q決算で、売上高は11億9900万円（前年同期比13.9％増）、営業利益4億8300万円（同37.5％増）、経常利益4億7800万円（同40.6％増）と大幅な増収増益を達成。プロフェッショナルサービス事業では広告運用コンサルタントの体制強化により新規顧客獲得と既存顧客の取引拡大が進み、SaaS事業でも既存顧客からの受注拡大とLINEメッセージ配信サービスの需要拡大が寄与している。通期の経常利益予想は8期連続での過去最高益更新を見込んでおり、上期計画に対する進捗率は65.7％と順調。デジタルマーケティング市場の拡大とEC市場の成長を背景に、セグメント間シナジー効果を活かした収益基盤の強化が継続的な成長を支えている。前場は窓を開けて高値を更新し、上値追いトレンドが期待される動き。

ハッチ・ワーク（148A）
月極駐車場管理システムおよびクラウドサービス提供企業。
上期決算は大幅な増収増益で、主力のAPクラウドサービス（月極駐車場管理システム）の拡大が業績をけん引。既存顧客の継続利用率の高さと新規契約の順調な獲得により安定した成長を実現している。都市部での駐車場不足や管理業務の効率化ニーズの高まりを背景に、デジタル化による省力化ソリューションとしての需要が拡大している。DX推進の流れの中で月極駐車場業界のデジタル変革を支援する同社のビジネスモデルに対する市場の期待は高いとみる。株価は3000円突破後にもみ合い商状。売り物をこなした後の展開に注目。

南海プライウッド（7887）
合板・建材製造販売企業。住宅用構造用合板や内装材が主力事業。
1Q業績は売上高62億9600万円（前年同期比10.2％増）、営業利益3億9300万円（同810.3％増）、経常利益7億8500万円（同227.2％増）、四半期純利益4億8800万円（同809.3％増）とV字回復の好業績を記録。前期の赤字から一転して大幅な黒字転換を果たしており、木材価格の安定化と需要回復が寄与している。米国住宅着工件数の改善も追い風となり、建材需要の回復基調が鮮明だ。住宅市場の回復局面において、構造用合板メーカーとしての競争優位性を発揮しており、PER：6倍台、PBR：0.2倍台と割安感のある水準から上場来高値更新への期待が高まる。