WOLVES HAND（194A）
動物病院の運営、獣医療にかかる創薬及び商品の研究開発を展開。
M&Aによる業容拡大が収益力強化に寄与しており、今期も売上高57億5300万円(前期比5.3％増)、営業利益9億9500万円(同9.5％増)の増益予想。10月にはヒルズを子会社化し茨城県水戸市と横浜市で2病院を新たに取得するなど、事業承継案件の獲得が加速している。株価は年初来安値554円から駆け上がり、本日も年初来高値を更新し上昇トレンドを維持している。動物医療DBの構築やAI診療支援など、次世代システム開発への取り組みも注目材料だ。

ニコン（7731）
光学機器、精密機器の製造販売を展開。カメラや半導体露光装置等を製造。
米国関税の影響で通期業績を従来予想から下方修正し、売上高7000億円、営業利益210億円、当期利益270億円を見込む。精機事業でのFPD装置の製品ミックス改善や構造改革効果が収益改善に寄与しており、下期以降の半導体関連市場の回復が期待される。さらに、ASML製の装置と互換性のあるArF液浸露光装置を開発しており、2028年度にプロトタイプを納入する計画だ。株価は25日線に沿って上昇トレンド形成中。押し目を監視。

オーバーラップホールディングス（414A）
ライトノベルやコミックスのコンテンツIP創出や企画・出版など。
足元の業績は好調で、利益率の高い電子書籍の伸長や契約関連資産償却費の減少が増益要因となっている。今期は売上高92億900万円(前期比8.0％増)、営業利益34億2100万円(同13.1％増)の増収増益予想で、4期連続最高益更新を目指す。編集者増員によるマンガ刊行点数の大幅増加や、保有IPのアニメ化など多様な展開が収益拡大を後押しするとみる。10月3日に東証グロース市場に新規上場し、現状は公開価格1650円を割り込む展開。上場来安値付近まで下押ししており、押し目を監視しておきたい。