グロース250指数の現況と今後の相場観について、直近のデータと事象をもとにお伝えいたします。“一歩早く行動する投資家の勇気”をテーマに、エールも込めてお届けします。


端的な現状認識
10/30に「グロース250底入れ宣言予告」を配信しましたが、予告通り下値の堅いもみ合い推移を経て、ついに【グロース250指数 底入れ宣言2025】を発令する局面を迎えました。慎重論もくすぶる中、主力構成10銘柄のうち8社が1～5％の上昇を見せるなど、資金流入と市場心理の潮目が変わり始めた点は見逃せません。足元では700pt割れでの買い戻しや、「カラカサ」出現という明確な買いサインが表れています。


【ここまでの相場の流れ】
10月30日「底入れ宣言予告」以降、11月5日には日足チャートでトレンド転換を示す「カラカサ」が出現し、底打ち接近を強く示唆しました。慎重な投資家が多い局面でも「熊と牛」が交錯する転換期らしい展開が続き、今週に入り構成銘柄の切り返しが本格化。日経平均が話題をさらう中、グロース市場でも徐々に「出遅れ感」が出始めており、時価総額ウエイト上位もしっかり反転しつつあります。


【日足チャートと市場の見どころ】
200日線（執筆時：712.33pt）超えを狙う声もありますが、「結果を見てからでは遅い」というのが現場感覚です。特に700ptを割り込んだ場面で押し目待ちの買い意欲が強く、個人・プロ双方の資金がじわじわ入ってきたのも足元の特徴です。トレンド転換の初動を狙って動く参加者にとって、今は“味わい深い”タイミングと言えるでしょう。


【今後のスタンス】
急ぎ過ぎは禁物ですが、「後追いより先読み」に価値が出る局面を迎えつつあると思われます。短期的なリバウンドだけでなく、中長期での業績期待や新規事業、主役銘柄の入れ替えにも要注目です。板が薄くなりがちな夜も、「ひときわ目立つ出来高」に笑いを誘われながら、冷静に売買のタイミングを見定めたいところ。群集心理に流されず、「自分自身の投資判断」を信じる時間が始まりました。


【会員の皆様へ】
明日の市場を動かすのは、今日の変化を感じ取った投資家たちです。この「底入れ宣言」をきっかけに、各社の決算や再成長ストーリーにアンテナを張ってください。本市場は単線では進みませんが、下げ局面で学び、上げ局面で踏み出す「機敏さ」がいま問われています。

資金循環の変化、プロ筋の動き、そして自分だけの投資ストーリー。時には板情報をつまみに夜更かししても、グロース市場の探究は尽きません。ともにトランプ相場を楽しみましょう。