6月に向けた注目株を探る
今週は日経平均も下値を切り上げながら、マザーズ、JASDAQも強含みで中小型株も優勢の一週間となりました。
6月に向けての戦略としては業種のセクターローテーションを狙っていくのも有効になりそうです。
史上最高値を更新する海外市場と比較しても日経平均が高値を更新するためにはやはり低迷している自動車株や銀行株の奮起が必要になるでしょう。
為替もユーロドルの強含みもあって、対ドルでは相対的に円高圧力がかかってくるので逆風ですが、割安水準の修正が起こってくることに期待したいですね。
欧米株はもとより韓国株指数のKOSPIも週末に最高値を更新してますし、日本株が取り残されるのは納得がいかないですよね。
今回、Forbesが世界の有力企業2000社を発表しているのですが、上位10社は中国と米国が占めました。日本からはトヨタ自動車(7203)が10位に食い込んだようです。
残りは中国の四大銀行と、米国のバークシャー・ハサウェイ(3位)、JPモルガン・チェース(4位)、ウェルズ・ファーゴ(5位)、バンク・オブ・アメリカ(7位)などの金融系で上位が固められています。
それ以外で製造業はアップル(9位)とトヨタだけがTOP10入りです。
株価は冴えないですが、すごいことだと思いませんか。
他の日本企業は30位に三菱UFJ(8306)、37位にNTT(9432)、38位にソフトバンク(9984)、45位に日本郵政(6170)。
50位以下のところでは74位に本田技研(7267)、84位に三井住友(8316)、90位にみずほ(8411)、95位に日産(7201)となっています。
世界のTOP100に入っている企業が日本を代表する銀行と自動車ばかりですよね。
最近はすっかり印象の薄いこれらの株が市場を賑わすようになってこないといけないということです。
これらに関連する自動運転やフィンテック、サイバーセキュリティなどのテーマも再燃するには主力株の盛り上がりがないと長続きはしないでしょう。
個人的にはゲーム株やテーマ株の活況を横目に、はてな(3930)やさくら総合リート(3473)など昨年のIPO株に面白みがあるのではないかと思っています。
MS−Japan(6539)も週末にかけて底値放れしてきました。
こうした株は真新しさの物色で高値をつけた後は、しばらく調整期間を強いられて忘れた頃に挙がってきます。その間に投資家の入れ替わりが進んでいます。
日本代表の主力株が復活の狼煙をあげるまでは少ない資金で株価が動きやすい中小型株の物色が激しくなります。
物色の移り変わりも早いですが、【緊急即日公開銘柄 第五弾】で利益確定を狙っていきませんか。利益確定売りを消化しながら堅調な右肩上がりが期待できそうな銘柄です。
【 相 場 の 格 言 】
『大相場、小相場見分け肝要なり、損も利益も此処に始まる』
それでは、明日に希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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